サイクルレース「富士クリテリウムチャンピオンシップ」が3月19日・20日、富士市中心部の青葉通りで開催された。

　ジャパンサイクルリーグ（JCL）と全日本実業団自転車競技連盟（JBCF)、日本学生自転車連盟（JICE）の3団体が共同で開催した同レース。開催は今年が初。クリテリウムとは市街地を走るロードレースのことで、青葉通りを封鎖した長さ1.8キロのコースで157選手が「クリテリウム日本一」に挑んだ。

　予選・決勝で2日間行われたレースで優勝したのは、愛三工業レーシングチームの岡本隼さん。準優勝は県内に本拠地を構えるチームブリヂストンサイクリングの窪木一茂さん。岡本さんは全長54キロの決勝コースを1時間16分35秒で駆け抜け、2位の窪木さんとは1秒差だった。

　決勝戦は自転車ファンや市民ら1万人以上が沿道で応援。訪れた30代の女性は「目の前で自転車レースを見るのは始めてで、こんなに興奮すると思わなかった」と話した。