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裾野市で愛称決定「富士裾野ビクトリーロード」 勝負どころへ向かう道

富士裾野ビクトリーロード

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 裾野市は2月、市道4155号線の愛称を「富士裾野ビクトリーロード」に決定した。

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 同市は約244キロメートルを走る東京2020オリンピック自転車競技ロードレース(男子)のコースの一部。同市道は市内を走る19.2キロメートルの中で唯一の市道で、選手が駆け上がる際には目の前に富士山を見ることができるビューポイント。同市は魅力的な市道を多くの人に知ってもらい、市のオリンピックレガシーとして残していくことを目的に、まずは愛称をつけ親しみを持ってもらう取り組みとして企画した。

 愛称は去年11月20日~12月18日の間に募集され、249人の応募者から331点が集まった。その中から高原翼さん(神奈川県横浜市)の「富士裾野ビクトリーロード」に決定した。愛称の由来は「五輪コースの勝負どころ(南富士エバーグリーンライン)へ向かう道ということで勝利へと向かう選手を迎えるイメージを込めた」という。高原さんは「選考いただきありがとうございます。大変な状況ではありますが、7月までにコロナ禍が収束し、無事東京五輪が開催されることを願っています。『富士裾野ビクトリーロード』を富士山に向かって、そして勝利に向かって走る選手の姿が見たい」(原文ママ)とコメントしている。

 4月17日に同市道沿線で、4月14日に迎えるオリンピック開幕100日前を記念した式典を実施する。今後、愛称を刻んだモニュメントの設置も予定する。

 市戦略広報課の源さんは「富士裾野ビクトリーロードでは雄大な富士山をたっぷり見ることができる。道路周辺は自然が豊かなため、映画やドラマのロケ地としても数多く利用されている。国道469号から右折し富士裾野ビクトリーロードを一気に上がりきれば富士山に向かって走っているような感覚を味わうことができお薦め」と魅力を話す。「オリンピック裾野市開催を契機に、市内の既存の道が注目され、多くの人の思いが詰まった愛称のある特別な道となった。今後はこの愛称をより多くの人に広める仕組みを考え、市のオリンピックレガシーとして残していく」とも。

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