富士市文化会館ロゼシアター(富士市蓼原)で9月22日、「在来茶サミット2026 in 富士」が開催される。
同イベントは、全国各地から集まる在来茶を通じて、伝統作物である茶の継承について考える機会につなげようと、静岡大学のお茶サークル「一煎(いっせん)」が主催する。茶園の運営や農作業の手伝い、製茶、商品開発などに取り組む同サークルが初めて企画した。
在来茶とは、その土地で古くから種をつなぎ、代々受け継がれてきた茶の樹から作られる茶のこと。地域や木ごとに性質が異なり栽培や製茶の管理が難しく、収量も少ないことから、現在は生産量が限られているという。
当日は、遺伝子研究や地域の物語をテーマにした特別講演のほか、県内各地の在来茶農家による試飲・販売会などを用意する。講演は2本予定し、「在来茶×DNA」では静岡大学農学部の一家崇志教授が遺伝子研究の観点から在来茶の「足跡」や多様性を解説する。「在来茶×動読(どうどく)」では舞台俳優のあきひとさんが、葛飾北斎が見た茶園や片倉の人々にまつわる物語を語る。
レセプションホール企画「あつまれ!在来茶!」では、「片倉の在来種」「空洞庵」「yoshimune tea」「北精園茶舗」などの在来茶農家が出店し、試飲・販売を行う。「地域・学生活動紹介」として、県内各地の在来茶をめぐる同サークルの活動も紹介する。
実行委員長の山本悠馬さんは「日本にわずか1%しか残っていない希少な『在来茶』。そんな土地の個性が詰まったお茶を『飲む、知る、はまる』をテーマに楽しむイベントを企画した。生産者との交流や飲み比べ、在来茶ガチャなど企画も盛りだくさん。お茶好きはもちろん、詳しくない人も大歓迎なので、まだ知らない『お茶の世界』に気軽に飛び込んでみてほしい」と呼びかける。
開催時間は12時~17時30分。料金は、一般前売り=500円、当日=700円、学生・18歳以下無料。事前申し込みはイベントホームページで受け付ける。