コクヨグループのポスタルスクウェア（東京都港区）は9月、ラッピングや簡易梱包（こんぽう）などで使用する絵柄入り養生テープ「P'テープ」のデザインの1つに「富士山」と「桜」をデザインし、全国37カ所の郵便局で販売を始めた。

「P'テープ」使用イメージ

　養生テープは、工事や引っ越しなどで使われる仮止め用の粘着テープで、再剥離（はくり）性や耐水性に優れ、手で切りやすいのが特長。同商品は、マスキングテープのように多様な使い方ができるようにオリジナルの絵柄入りデザインを施し、サイズも一般的な45ミリメートル幅ではなく30ミリメートル幅を採用した。今回、テイストの異なるデザインを複数展開することで客のニーズを検証することと、インバウンド需要や季節感の需要を狙い「富士山」と「桜」をデザインした。

　外国人観光客が多い傾向にあり、商品の販売が好調な観光地やターミナル駅前などに立地した郵便局では外国人を意識した絵柄の商品がよく売れており、中でも「富士山」をモチーフにした商品は特に人気があるという。今回発売した4種類の中でも「富士と桜」が最もよく売れている。

　ポスタルスクウェアの太田さんは「P'テープ」は養生テープにさまざまなデザインを施すとともに粘着力も通常より強化している。これまでの養生テープとは違った新しい楽しみ方を探してみてほしい」と話す。

　サイズは幅30ミリメートル、長さ4メートル。価格は540円。