山梨県富士吉田市の歴史民俗博物館が4月4日13時、「ふじさんミュージアム」としてリニューアルオープンする。

　「富士山の魅力を余すことなく伝えられる博物館」を目指した今回のリニューアル。「富士を知る、日本を知る」を展示テーマに、富士山について誰もが気軽に楽しく学ぶことができるよう、多言語に対応した展示説明やバリアフリー化を行った。

　建物は地上4階建て。展示スペースの面積は1000平方メートル。3階に玄関・ロビー・展示室を、4階には展望室「ふじさんラウンジ」を設けた。

　「富士山信仰」に関する資料展示をメーンにした展示内容は、縮尺2000分の1の富士山の大型立体模型に投影するプロジェクションマッピングで四季の移ろいや富士山にまつわる8つの謎を紹介する「ヘリテージ富士」や、富士山の神にまつわる伝説についてのアニメーション「富士山昔ばなし」など。山梨県指定文化財で富士講隆盛の礎を築いた食行身禄（じきぎょうみろく）の遺品や、仏像や神像などの収蔵品なども。

　同館は1979（昭和54）年に富士吉田市郷土館として開館。その後、1993（平成5）年に富士吉田市歴史民俗博物館となった。

　開館時間は9時30分～17時。入館料は、大人＝400円、小・中・高校生＝200円。火曜（祝日を除く）・祝日の翌日（日曜・祝日を除く）休館。