山梨県富士吉田市のガイドツアー「おし街さんぽ」が10月12日、内容をリニューアルし再始動した。
観光コンテンツの企画開発・人材育成の企業向けサポート事業を展開する「thousandth(サウザンス)」(富士吉田市)による市公認の同ツアー。小学生以上を対象に午前と午後の1日2回行う。所要時間は約1時間。
富士吉田市の地元住民や移住者がツアーガイドを務める。ガイドは、「地域に役立つ活動に挑戦をしたい」「この街をもっと知りたい」「観光を盛り上げたい」との意識を持つ人を集めたという。
ツアーの新コンセプトは「富士山信仰の歴史が育んだ、おもてなしの街と人めぐり」。富士吉田市の歴史や文化背景に触れるだけでなく、富士吉田の魅力あふれる人々とつながる街歩きを行うという。
現在行っているツアー「富士ちびっとざん」は、北口本宮冨士浅間神社からスタートし、富士登山をプチ体験する。ツアー「おし街さんぽ」は、富士山信仰の歴史を築いた「富士講」と「御師(おし)」について学びつつ、街に住む人たちの暮らしを感じることを目的にしている。
「サウザンス」代表の千代慧さんは「富士吉田市を知るきっかけになれば。『正気の沙汰じゃない』ほど富士山に熱狂していた文化背景や、それを支える多くの人の営みを感じてもらえたら」と話す。
参加費は2,230円。定員は8人。火曜休み。