富士市立高校（静岡県富士市）ビジネス探求科の生徒が9月5日～7日、富士市内の企業で「サマーインターンシップ」を行った。

インタビューの風景

　富士市の企業で働くことの楽しさや意欲を高めてもらおうと、同校が毎年、富士商工会議所青年部と連携して行っている同取り組み。今年は、ビジネス探求科3年生48人が29の地元企業を訪問し3日間の仕事体験を行った。

　広報・PR代行業を手がける「ジンザイ」を訪問した生徒2人は、同社がブログで展開している、大学生インターンが取材を行う企画「学生リポート」を体験。常葉大学経営学部経営学科の山田雅敏准教授にインタビューした。

2人は、山田教授の経歴や仕事へのこだわりなどを聞いたほか、「大学生のうちにやっておいたほうがいいこと」を質問。翌日インタビューを基にリポート記事を仕上げた。職場体験を終え、2人は「初めての経験でとても緊張したが、インタビューでは聞きたいことが聞けた」「聞いた話を文字に起こすのが大変だった。人に分かりやすく伝えようと考える経験は今後人生の役に立つと思う」と話す。

　「ジンザイ」スタッフの小澤かおりさんは「礼儀やメモの取り方など高校生とは思えないほど優秀で驚いた。2人とも楽しんで体験できたのでは」と笑顔を見せる。