富士山と河口湖を一望できる「絶景パノラマ回廊」が8月、「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」（山梨県富士河口湖町）にオープンした。

風鈴小径

　標高856メートルの河口湖畔駅と1075メートルの富士見台駅を結ぶ同ロープウエー。山頂は富士山を一望できるビュースポットで、「この眺望をより多くの方に見ていただきたい」という思いから、ロープウエー乗り場と山頂広場をつなぐ階段道をユニバーサルデザインの緩やかなスロープへと整備。「絶景パノラマ回廊」としてオープンした。

　山頂エリアでは階段の上り下りをせずに誰でもスロープをゆっくりと歩きながら眼前に広がる富士山と河口湖の眺望を楽しむことができる。

　山頂エリアには夏限定の涼感スポット「風鈴小径（こみち）」を用意。色とりどりの風鈴が400個風になびいて音を響かせる。小径の先には富士山を見ることができ、風鈴と富士山を写真に撮ることができる。

　「絶景パノラマ回廊」の開業に伴い、ロープウエーの輸送力の増強を図る設備更新工事も行った。これまで片道3分かかっていた所要時間を2分20秒に短縮した。

　営業時間は9時30分～16時（土曜・日曜・祝日は17時まで）。料金は大人往復＝900円、子ども往復＝450円。新型コロナウイルス感染症対策としてゴンドラの手すりや券売機などの定時消毒、各所への消毒液の設置、ゴンドラの窓や通気口を開放しての換気、乗車人数の制限、混雑時の臨時便の運行、職員の検温などの健康チェック・マスクの着用・こまめな手指の消毒などを行っている。