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富士宮市で「E-BIKEを活用した地域の新たな魅力発信事業」 SNSで発信

「宮ぽた~E-BIKEのまち富士宮を、気ままにポタリング~」の様子

「宮ぽた~E-BIKEのまち富士宮を、気ままにポタリング~」の様子

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 富士宮市が現在、「E-BIKEを活用した新たな魅力発信事業」を展開している。

「宮ぽた~E-BIKEのまち富士宮を、気ままにポタリング~」の様子

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 市域の標高の高低差が日本一の同市。観光施設が点在する市内北部の新たな移動手段としてロードバイクなどのスポーツサイクルにドライブユニットを搭載したスポーツ指向の電動アシスト自転車「E-BIKE」に注目し環境整備を始めた。昨年から市内各所にE-BIKEレンタル施設を設置し、現在15カ所に合計69台を配備している。

 5月には地方創生連携協定締結先のスルガ銀行(静岡県沼津市)と連携し、企画「宮ぽた~E-BIKEのまち富士宮を、気ままにポタリング~」を始めた。レンタルE-BIKEを移動手段として活用し、街巡りをする様子を撮影し、スルガ銀行、富士宮市のSNSなどから発信する。周辺エリアの魅力ある立ち寄りスポットや各レンタル施設の紹介、モデルコースの提案をしていく。

 3月には「E-BIKEコースマップ(まちなか←→北部)」も制作した。富士山本宮浅間大社や富士山世界遺産センターがある富士宮市市街地(まちなか)から朝霧高原や富士山のある北部エリアへ向かうコースを紹介したマップで、距離・標高差・所要時間などの情報や途中の立ち寄りスポットの紹介を載せる。

 マップは、赤色でデザインされた「富士山本宮浅間神社から朝霧高原 JA富士宮直売所 う宮~な まかいの牧場でつまみ食いコース」、黄色でデザインされた「3つの世界遺産巡りと村山の里山コース」、緑色でデザインされた「富士山本宮浅間大社から朝霧高原、白糸自然公園と田貫湖へ行く自然満喫コース」、茶色でデザインされた「富士山本宮浅間大社から富士宮口五合目へ 日本屈指のヒルクライムコース」の4種類。

 富士山ゲストハウス掬水(富士宮市元城町)、富士宮市観光協会(中央町)、富士宮市役所3階企画戦略課や立ち寄りスポットなどで配布している。

 2019年に実施したモニターツアーでは、富士山5合目を目指す「富士山コース」、保養地「日月倶楽部」(富士宮市猪之頭)に向かいキャンプをする「朝霧高原コース」を設定した。モニターツアーの様子はユーチューブで公開している。

 市企画戦略課地域政策推進室の臼井史さんは「気軽に借りて近隣を散策したり、いつもよりちょっと足を延ばして出掛けたり、日頃の運動不足を解消しつつ徒歩でも車でもない自転車ならではの景色を楽しめる。高低差のある富士宮では特にE-BIKEの力が発揮されるのではないか」と話す。「E-BIKEは自転車が乗れる方であればどなたでも使うことができる健康や環境に優しい乗り物。肌で季節の風を感じながらまちなかや北部地域を巡り、富士宮の魅力を見つけていただければ」とも。

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