勝山ふれあいセンター（山梨県富士河口湖町勝山）さくやホールで5月10日・11日、「富士山・河口湖映画祭」が開催される。

　「富士山と最先端の映画映像文化を融合させ、発信していくこと」を目的とする同映画祭。シナリオコンクールの表彰式、映画化されたグランプリ作品の上映、各種映画作品の上映を行う。

　同映画祭は毎年、「富士山の日」の2月23日に開催しているが、7回目を迎える今年は記録的な豪雪の影響で開催を延期していた。

　富士河口湖町を舞台にした未発表のシナリオを募集した「第7回富士山･河口湖映画祭 シナリオコンクール」は、応募総数303作品。映画祭当日はグランプリ作品の発表が行われ、朗読劇が行われる。また、グランプリ作品と準グランプリ作品は「月刊シナリオ教室」に掲載され、グランプリ作品は実際に映画を制作し来年開かれる同映画祭で上映する。

　今回の上映作品は、第6回シナリオコンクールグランプリ作品の「ブーケ ～a bouquet～」、富士山頂に気象レーダー基地を建設するという壮大なプロジェクトに命を懸けた男たちを描く「富士山頂」、加賀藩の財政に関わる下級武士とその妻とがつましく生きる姿をつづる「武士の家計簿」など。

　富士河口湖町観光課の渡辺さんは「シナリオ応募数も年々増えており認知度が向上してきていることを肌で感じる。毎年グランプリの作品は素晴らしくぜひ多くの方に見てもらいたい」と話す。

　入場無料。映画祭交流会のみ参加費3000円（事前申込制）。上映時間はホームページで確認できる。