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富士山で「冬の山小屋ステイツアー」 冬山トレッキングや山小屋飯

6合目までの朝散歩

6合目までの朝散歩

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 富士山5合目にある山小屋「佐藤小屋」(山梨県富士吉田市)が12月18日、「富士山五合目 冬の山小屋ステイツアー」の予約受け付けを始める。企画は富士山周辺でのエコガイドツアーなどを展開する「thousandth(サウザンス)」(富士吉田市)。

山小屋飯

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 麓から佐藤小屋までの冬山トレッキングや、山小屋での宿泊などを行う同ツアー。創業1913(大正2)年の佐藤小屋は、標高2230メートルの富士山河口湖ルートにあり、冬季も営業する唯一の山小屋として知られる。

 冬山トレッキングは地元ガイドがバックアップし、道中の自然・文化・歴史の案内も行う。登山前にはオンラインで準備のサポートも行う。

 夕食には、富士山の溶岩プレートで焼いた鹿肉ステーキを中心とした山小屋飯や、ソムリエセレクトの山梨ワインを用意。山麓食材を使ったポトフの締めには、自家栽培の米を加えリゾットにする。

 夜は星空観測や、まきストーブで「手作りスモア体験」を行う。2日目は6合目までの朝散歩を行い、天候がよければ御来光が見られる。

 ツアーの企画経緯について、「サウザンス」代表の千代慧さんは「富士山の観光業は夏季とそれ以外の季節で観光客数に大きな開きがあり、通年の安定した運営を継続していくことが課題。冬の富士山の魅力をもっと発信することで、 夏以外の富士山観光を盛り上げたいと企画した。冬の富士山が安全で楽しくもっと身近な場所になってほしいという思いを実現していきたい」と話す。

 「圧倒的な自然美を感じる冬富士の魅力や山小屋に宿泊する面白さ、5合目からの星空をぜひ体験してもらいたい」とも。「山小屋ならではの店主や女将(おかみ)との距離感、地元ガイドとの冬山トレッキングを通じて、『人のつながり』を改めて感じてもらえたら」と話す。

 開催期間は来年1月21日~4月21日。1日1組(2人~6人)限定。料金は1人=7万9,200円。

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