株式会社eve autonomy(イヴ・オートノミー、本社:静岡県磐田市、代表取締役CEO:星野亮介、以下「eve autonomy」)とパナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社(大阪府門真市、代表取締役社長:森田 雅史、以下パナソニックPE)は、全国約60拠点・100台が稼働する屋外向け自動搬送サービス「eve auto(R)」と、パナソニックPEの遠隔監視・操作システム「X-Area(R) Remote」(クロスエリア リモート)を連携させ、屋外無人搬送車が障害物により停止した際にも、担当者が現場へ駆けつけることなく、オフィスから安全に回避操作を行えるシステムを構築しました。今回、「eve auto(R)」を活用するENEOS株式会社(以下、ENEOS)の根岸製油所において実証を行い、日常業務における実用性が確認されました。
自動搬送の導入が進み、活用シーンが広がる一方で、現時点では車両単独の自律走行だけで、あらゆる環境における搬送作業を完結させることは容易ではありません。特に、日々作業環境が変化する工場やプラントでは、非定常な状況が頻繁に発生し、自律走行が妨げられる場合があります。今回、eve autonomyとパナソニックPEが連携することで、短期間で信頼性の高い無人搬送サービスを支援するシステムを構築しました。eve autonomyが展開する無人搬送サービスeve autoは、すでに60拠点以上で約100台の導入実績があり、日本国内の構内屋外搬送分野をリードしています。パナソニックPEが展開する遠隔監視・操作システムX-Area Remoteは、公道における遠隔操作型小型車の運用実績や、高いセキュリティと稼働信頼性が求められる工場・空港などでの中型牽引車やAMRなど、幅広い用途へ適用実績があります。
今回、両社がそれぞれの強みを持つシステムを統合したことで、非定常な状況が発生しやすい環境においても、遠隔から自動搬送車の状況確認や障害物回避操作を行えるようになりました。これにより、実用的な自動搬送サービスの運用が可能であることを確認しました。本実証は、日頃からeve autoを活用しているENEOSの根岸製油所敷地内で、ENEOSの担当者による実際の運用環境のもと実施され、有効性を検証しました。
ENEOSの根岸製油所では、2023年より石油製品の品質確認を目的としたサンプル品搬送に、eve autoが活用されています。
‐ ENEOSeve auto導入事例:
https://eveautonomy.com/casestudy/402
しかし、製油所内での無人搬送運用では、日々発生する設備工事などにより、無人搬送ルート上に想定外の工事車両が駐停車することも多く、eve autoが障害物により停止する場合があります。そのたびに、ENEOSのご担当者が現場に駆け付け、手動運転で障害物を回避しており、広大な敷地ではその往復時間が社員の拘束時間となるなど、搬送業務の効率に影響を及ぼすという課題がありました。そこで今回、新たにeve autoとX-Area Remoteを組み合わせた「遠隔操作型の自動搬送サービスシステム」を構築し、障害物により停止した際の対応を現場に駆け付けることなく実施できるようにすることで、運用上の実用性や効率性を確保できるかを検証しました。本検証のシステムは、eve auto車両に前後左右の状況を画面上で確認するためのカメラシステムと、X-Area Remote専用の車載コンピューターを搭載しています。通常の無人搬送(自動運転)から、障害物停止などにより回避操作が必要な状態になった場合には、X-Area Remote上で自動運転と遠隔操作を切り替えられる構成です。

システム構成概要と遠隔操作利用フローのイメージ
本実証実験での遠隔操作は、実際にENEOS根岸製油所にてeve autoの運行管理を行っている担当者により実施されました。本遠隔操作システムの導入により、日常運行でeve autoが障害物により停止した場合でも、従来のように現場へ都度駆け付けることなく、オフィスから回避操作を行えるようになりました。これにより、大幅な移動時間の削減に加え、ヘルメットなどの着用も不要となり、オフィス業務の合間に対応できることから、作業環境の改善に寄与することが確認されました。

(左上)遠隔操作画面 (右上)ENEOSによる実際の遠隔操作実施(左右下)遠隔操作により障害物を回避するeve auto車両※安全に配慮し、目視による監視を行うセーフティドライバーが車両に搭乗しています
今後もeve autonomyおよびパナソニックPEは、搬送の無人化・省力化分野における社会課題の解決に、テクノロジーを通じて貢献していきます。
https://eveautonomy.com/
eve autonomyは、工場や物流施設向けに、主に屋外において事前の設備工事を必要とせず、自動搬送システムの導入を実現するソリューション「eve auto」を提供しています。屋外環境では、段差や坂道といった路面条件に加え、雨や日照など、屋内よりも厳しい環境での運用が求められます。「eve auto」は、全国で活用されている高い信頼性のEVカートと、一般公道でも用いられる最先端の自動運転技術を組み合わせることで、雨天や夜間でも工場などの敷地内屋外環境において、自動運転レベル4での無人搬送運用を実現しています。そのため、24時間稼働が求められる施設でも運用が可能です。現在、全国約50拠点・100台以上が稼働しています。
・eve auto製品・サービスページ:
https://eveautonomy.com/service
・導入事例紹介ページ:
https://eveautonomy.com/casestudy
https://www.panasonic.com/jp/company/ppe/products/x-area.html
パナソニックが展開するX-Area(クロスエリア)は、空港・工場・物流施設など幅広い現場で稼働するさまざまなロボットやモビリティと連携し、AI技術を活用した遠隔監視・操作システム「X-Area Remote」(クロスエリア リモート)により、走行状況のモニタリングから異常時の対応、必要に応じた遠隔操作までを一元的に支援します。オペレーターは、専門的な運転技能に過度に依存することなく複数台のロボットを効率的に監視・操作できるほか、公衆LTE/5G/Wi-Fiなどの多様な通信環境においても、低遅延かつ安定した映像・音声伝送と高いセキュリティを実現しています。これにより、省人化と安全・安心な運用の両立に貢献し、空港内での器材運搬や工場・物流現場での搬送支援など、多様なユースケースで活用が進んでいます。
株式会社eve autonomy セールス&マーケティング部
TEL:0538-40-9170 / Mail:mk@eveautonomy.com
Web:
https://eveautonomy.com/contact
パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社
TEL:06-6905-5354 / Mail:xarea_info@ml.jp.panasonic.com
Web:
https://www.panasonic.com/jp/company/ppe/kigyo/contact.html