見る・遊ぶ

富士宮「富士花鳥園」でオリジナルアジサイ「加茂セレクション」が見頃に 

秋色アジサイへと移り行く色の変化が多彩だというアジサイ品種「佳澄」

秋色アジサイへと移り行く色の変化が多彩だというアジサイ品種「佳澄」

  • 30

  •  

 富士花鳥園(静岡県富士宮市)で現在、オリジナルアジサイが見頃を迎えている。

品種「ひな祭り」

[広告]

 同園では、花鳥園グループで姉妹園で静岡県掛川市にある加茂荘花鳥園で作られた品種「加茂セレクション」を展示。時期によっては、花売店で購入も可能だという。

 加茂荘花鳥園では1992(平成4)年からアジサイの改良に取り組み、初めはよい品種があまり得られなかったが毎年交配を繰り返し、丈夫で作りやすく、花付きが良く、バラエティー豊かな品種を目標に改良を進め、10年ほど前から多くの新品種が得られるようになったという。

 富士山麓、標高888メートルの朝霧高原に位置する富士花鳥園は、夏の冷涼と年間の高湿度などがアジサイの育成・栽培に適しており、ハウス内で管理している株は戸外よりもひと月ほど早く、5月中旬ごろから咲き始め7月上旬ごろまで満開が続くという。

 担当者は「夏の高温や強い日差し、風雨を避けられることもあって花持ちがよく、ゆっくりと咲き進むので、アンティークな色合いを見せる秋色アジサイに移り変わる好条件でもある。そのため花の鑑賞期間は長く、満開の後も秋口まで美しさを保つ品種もある。ご好評いただいているクリンソウの見頃は過ぎたが、梅雨を彩る外の風情とは一風変わった室内展示のアジサイをお楽しみいただければ」とコメントしている。

 開園時間は9時~17時。入園料は、大人=1,100円、小学生=550円など。

富士山経済新聞VOTE

富士山閉山日統一。開山日はどうする?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース