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富士花鳥園「南の鳥の触れ合いエリア復活プロジェクト」成立 支援者は800人

プロジェクトの応援団長として活躍したコガネメキシコインコ

プロジェクトの応援団長として活躍したコガネメキシコインコ

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 富士花鳥園(静岡県富士宮市)は7月、クラウドファンディング上で展開していた「南の鳥の触れ合いエリア復活プロジェクト」が成立したことを発表した。

大雪害で倒壊した大温室

 2014年の豪雪被害で仮設状態となっている「南の鳥ふれあいエリア」を復活させるために、1,300万円を目標に4月12日から6月30日まで展開。

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 同園は、合計8000平方メートルの3棟から成る全天候型の空調ハウスを有し、ベゴニア・フクシアといった南米の花々と約100羽のフクロウをはじめとする鳥たちと触れ合えるのが特徴だったが、2014年2月に富士山麓一帯を襲った大雪害により3つある大温室のうち1棟が完全に倒壊。残る大温室も大きな被害を受けた。

 鳥たちは無事だったが巨大な温室のためすぐには改修ができず、生活適温の異なる花たちの場所で現在までの4年間、仮設的に生活している状態が続いているという。

 もっと元気な鳥たちの姿を客に見てもらい触れ合ってもらうために、鳥たちにとって適温の場所を提供したいと考えたが、温室の改修には1,000万円以上の費用が必要になることから、クラウドファンディングで資金提供を呼び掛けることになっていた。

 当初は富士山以上に遥かな山頂にも見えたゴールだったというが、目標金額には6月24日の時点で到達。ネクストゴールとして1,500万円をさらなる目標金額にし、最終的に1,589万1,000円が集まった。

 第1目標の達成により新エリアが完成すれば、鳥たちの寒さによるストレスも軽減され、健康をより保ちやすくなることが期待でき、繁殖も成功しやすくなるという。目標を超えた金額は、雪害によって一部が破損したベゴニア・フクシアの花エリアの空調システムの改善費用に充てる予定。

 支援を行った人数は約800人。同園スタッフは、「ご支援いただいた方は、鳥好きの方や常連のお客さま、新聞やSNSで知った方など多岐にわたる。ツイッターアカウントで『情報拡散を毎日したよ』という方までいて、簡単に言葉が見つけられないほど、スタッフ一同心より感謝している」と話す。

 今後お礼状を送るほか、2年間パスポートを送る予定。「大変だがうれしい作業。リターンの中には、夜の富士花鳥園を貸し切る『ナイト富士花鳥園体験』などもある。秋~冬頃になるかと思うが、喜んでもらえるよう、順次準備を進めていく」とも。

 同園は現在、建設予定地の雪害で潰れた旧屋内ショー会場を急ピッチで片付けているところで、進捗(しんちょく)はプロジェクトホームページで随時報告していくという。

 「読者の皆さまの中にも、ご支援・ご協力いただいた方が居るかもしれない。本当にありがとうございます。これからは、南の鳥のためのエリア復活に向け全力を注ぐとともに、ご来園の皆さまにより一層感動していただける施設になるよう精進していく」と同園スタッフ。