プレスリリース

「CHATAI」が再びドバイデザインウィークへ

リリース発行企業:素朴屋株式会社

情報提供:

自然の理に学び、暮らしの風景を築いてきた伝統工法を受け継ぐ素朴屋株式会社(本社:山梨県北杜市、代表取締役:今井久志)と、世界最大級の規模を持つ建築設計、エンジニアリング、都市デザイン事務所である株式会社日建設計(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大松 敦)は、ドバイデザインウィーク2026にて「CHATAI 2.0」を発表いたします。日本のものづくりと文化、コミュニティ、そして人と人とのつながりから着想を得て、規模を拡充した文化的インスタレーションとして、2026年11月3日〜8日まで展示いたします。

CHATAI 2.0 イメージ


在ドバイ日本国総領事館の後援を受ける「CHATAI 2.0」は、Architizer +A Awards 2026の受賞作となった昨年のインスタレーションを基盤に、人々が集う場所から、文化との出会い、創造的な交流、共に過ごす体験のための、より広がりのあるプラットフォームへと発展させます。今年は10組を超える協力企業および協力団体がこの取り組みに参加します。

日建設計と素朴屋は、「家族」をテーマとする拡張されたインスタレーションを通じて、共有する空間や体験が、既存の絆を育み、来場者同士の新たなつながりを生み出す可能性を探ります。
アラブ首長国連邦大統領、シェイク モハメド ビン ザイード アル ナヒヤーン殿下の指示により定められた、UAEの2026年は「家族の年」という意思に呼応し、CHATAI 2.0は「CHATAI」「MACHIKAN」「HANARE」と3つの空間へと進化します。この3つの空間は一体となって、日本のものづくり、文化、そして祝うことを通じて人々を結びつける、詩情豊かな参加型インスタレーションを構成します。あらゆる世代の来場者に、見学するだけでなく、共につくり、お茶を分かち合い、アートを生み出し、日々の喜びを祝うことへの参加を呼びかけます。その過程で、心に残る思い出が育まれます。

日建設計ドバイCEOのファディ・ジャブリ博士は、次のように述べています。
「CHATAI 2.0の出発点は、人が集い、共につくり、分かちあい、祝いを通して意味のあるつながりが生まれる、というシンプルな考えです。『家族』をテーマに、あらゆる世代の来場者が集い、日本の文化を体験し、共に何かをつくることに参加できる、温かな場を目指しました。職人技と文化交流、そして参加を掛けあわせたCHATAI 2.0には、デザインはコミュニティを強くし、人と人とのあいだに長く続く絆を生み出せる、という私たちの信念が表れています。ご支援いただいた在ドバイ日本国総領事館、そして確かな知見と惜しみない協力でCHATAI 2.0を形にしてくださった協力者の皆さまに、心より感謝申し上げます。」
在ドバイ日本国総領事の真鍋隆氏は、次のようにコメントしています。
「昨年のドバイデザインウィークで『CHATAI』は大きな反響を呼び、日本文化を伝える手段としての建築とデザインの力を示しました。今年はデザイン空間と文化的要素の両面でさらに充実し、取り組みが一層広がります。こうした広がりを踏まえ、総領事館として積極的に支援できることを大変嬉しく思います。」
CHATAI 2.0の人とのつながりを表すように、本インスタレーションには、Kvadrat、Panasonic Electric Works Middle East & Africa、広島畳材、大日本印刷、中分 尚楹、Dubai Seiyu、Basara Specialty Japanese Tea、翠峰(sui ho)、Japan Style、Moku landscape、Dubai Audio、Jamila Navagharwala、Shohin Bonsai Dubaiの各氏・各社が参加しています。職人技や素材、芸術表現、文化プログラムを通して日本の文化を生き生きと伝え、没入感のある体験をつくり出します。


■ CHATAI
CHATAIは、日本の「茶室」と「屋台」に着想を得て、日本文化の豊かさと美しさを五感で味わう体験として届けます。自然を敬う素朴屋の理念を反映し、木の架構には伝統的な継手・仕口を用いています。精緻に刻んだ部材を互いに組みあわせ、釘や金物を使わずに組み上げます。
今回新たに加わった「縁側」は、人が集う場所となります。デンマークのテキスタイルブランドKvadratとの協働により、簾(すだれ)の天蓋、暖簾、座布団にテキスタイルを取り入れました。空間には、家族の物語を描いたイラスト、Dubai Seiyuによる草月流の生け花、そして人と人との結びつきを意味する「絆」の書が彩りを添えます。88個の風鈴が並ぶ回廊は、日本の夏の懐かしい音色をドバイの風景へと運びます。

■ MACHIKAN
MACHIKANは、まちと創造性、そして「共に集うこと」を祝う空間です。木をつなぐことから始まり、文化を共に体験することで生まれる人と人とのつながりを育みます。ドバイデザインウィークの会期中は、新しいことに挑戦したいとき、お祝いを分かちあいたいとき、あるいは大切な人と一緒に時間を過ごしたいときにも、どなたでも気軽に立ち寄って参加いただけます。日建設計の共創プラットフォームPYNTが手がける今年のMACHIKANは、この精神性をCHATAIと響きあわせ、共につくることと出会いを通して、日本の芸術と職人技を体験する場を提案します。
この考えを形にするのが、集う人々と共に組み上げるMACHIKAN TABLEです。Nikken Wood Labが提供する「つな木」クランプを使い、来場者が木の部材をつなぎあわせることで、出会い、つくり、祝うための共有の場が生まれます。簡単に解体・移設・再組立てができるため、テーブルは場所や用途に合わせて形を変えることができます。天板には、既存の繊維廃材を混ぜて作られたKvadrat Reallyの「Textile Tabletop」を用いています。
組み上がったテーブルでは、生け花、茶道、書道、折り紙を一緒に体験できます。来場者は、自分にとっての記念日や祝いたい日々の喜びを書き込む「お祝い札」をつくることもできます。並べて飾られた札を通して、人々は互いの祝いごとを知り、分かちあいます。テーブルは、まず人の手でつくられ、やがて人と人とのつながりをつくる場所となるのです。

■ HANARE
HANAREでは、Japan Styleが提供する伝統的な羽織に袖を通し、日本の職人技に着想を得た空間の中で、体験の場での記憶を一枚の写真として残せます。


■ 体験プログラム
会期中は、日本文化に着想を得たさまざまな参加型の体験を用意しています。Basara Specialty Japanese Teaによる茶の湯とワークショップ、翠峰(sui ho)による書道、Dubai Seiyuによる生け花、Jamila Navagharwalaによる折り紙などです。Japan Styleの羽織の着用や写真撮影の体験もあり、日本文化を体験できる場となります。
日建設計は35年以上にわたり中東各地でプロジェクトを手がけ、日本のデザインの伝統と、地域の文化や文脈への深い理解を融合させてきました。ドバイ事務所を通じて、人と場所、コミュニティのあいだに意味のあるつながりを育む、人を中心とした環境づくりを続けています。CHATAI 2.0にも、文化と参加、分かちあう体験を通して人々を結ぶ、同じ理念が貫かれています。


【開催概要】
名称:Dubai Design Week 2026
会期:2026年11月3日(火)〜8日(日)
会場:Dubai Design District(d3)/アラブ首長国連邦・ドバイ
主催:日建設計、素朴屋
後援:在ドバイ日本国総領事館


以上


■ 素朴屋について
素朴屋は、自然に即した技術で生きた木を扱い、人のいとなみの場を創造します。土地の木と語りあいながらその性格を読みとり、家や建具の材料として新たな命を刻み、建てる。一つ一つの建築を、心と精度を込めて手づくりし、素朴な洗練と不完全の美、そして人の温もりを宿します。多様な組織づくりと独自の編集力を活かして設計から施工までを自社で担い、古来より日本で受け継がれてきたサステナブルで理に叶った建築を、山梨・東京・ベトナム・ドバイを拠点に世界へ届けています。

■ 日建設計について
日建設計は、125年以上の歴史を持つグローバルな建築・デザイン事務所。中東では35年以上の実績があり、ドバイの「One Za’abeel」やリヤドの「Tadawul Tower」などのランドマークを手がけてきました。ドバイの事務所を拠点に、近年は地域専属のデザインスタジオを新設して体制を強化しています。日本のデザインの伝統と地域への深い洞察を掛けあわせ、未来をかたちづくっています。

■ Nikken Wood Labについて
日建設計で、社会課題の解決に向けて木造・木質建築を推進するチーム。企画段階からCO2評価・法規・木材調達・再利用までを検討し、独自開発の耐火木造用接合部や木質ユニット「つな木」を通じて、大規模建築から身近な場づくりまで木のある風景を広げています。

■ PYNTについて
「まちの未来に新しい選択肢をつくる」日建設計の共創プラットフォーム。2023年4月のオープンから、社内外の多様な人々が集い、活動を続けています。 まちと暮らしについて俯瞰的な視野と多様な視点を持ち、社会課題を複合的に解く仕組みを考え、より良くしていくことを、PYNTでは「社会環境デザイン」と呼び、実践しています。課題の当事者と建築・都市の専門家をつなぎ、共創による社会実装を目指します。



■ 協力企業・団体

Panasonic Electric Works Middle East & Africa(PEWMEA)
1918年創業のパナソニックグループに属する、Panasonic Marketing Middle East and Africa FZE(PMMAF)の一部門。中東・アフリカ全域で、電設資材、LED照明、火災報知システム、ホーム&ビルディングオートメーション、室内空気質、太陽光エネルギーなど、高品質で革新的なソリューションを提供しています。家電、住宅、自動車、産業、エネルギーなど幅広い分野のニーズに応えています。

Kvadrat
1968年にデンマークで創業し、世界的に名高いスカンジナビアのデザインの伝統に深く根ざしています。デザインイノベーションのリーダーとして、商業空間・住空間向けに高機能なデザインテキスタイル、ラグ、ウィンドウカバリング、音響ソリューションを手がけています。色彩、品質、簡潔さ、革新へのこだわりを持ち、一流のデザイナー、建築家、アーティストとの協働を通して、テキスタイルの美しさ、技術、機能の可能性を広げ続けています。

広島畳材
1926年に広島で創業した畳メーカーで、まもなく創業100周年を迎えます。職人技と、高品質・安全・信頼の精神を守り続け、およそ一世紀にわたり現代の暮らしに合う畳をつくってきました。1,300年以上の歴史を持ち、日本文化に深く根ざした畳がもたらす心地よさと日本の美。その価値を世界へ広め、未来へつなぐことを使命としています。

大日本印刷(DNP)
1876年創業。スマートコミュニケーション、エレクトロニクス、建材を含むライフ&ヘルスケアの3部門を中心に、幅広い事業を展開しています。今回出展する「Artellion(R)」は、アルミ基材にカスタム印刷を施した、高品位な意匠性と高い耐久性を持つ化粧パネルです。1999年竣工の上海の高層ビル外装に採用された実績があります。

Dubai Seiyu
ドバイで草月流生け花に取り組む団体。草月流講師のサミア・ジャベル氏が率い、展覧会、ワークショップ、教室を通して日本の伝統と現代の表現を結んでいます。生け花を通して、日本とドバイの多様な国籍の人々との文化交流を生み出しています。

中分 尚楹(なかわけ しょうえい)
日本書学館の免許を取得後、日本書道学院の創設者である川辺尚風に師事し、「尚楹」の雅号を授かりました。その後、昭和の三筆の一人である手島右卿の弟子、江川蒿に師事しました。作品「柳」は、右卿の少字数書のスタイルに連なるものです。

Basara Specialty Japanese Tea
ドバイを拠点とするスペシャルティ日本茶ブランド。日本各地の茶農家や職人と密に連携し、抹茶、煎茶、玉露、ほうじ茶など、選りすぐりの日本茶をGCC諸国、アフリカ、ヨーロッパなどへ届けています。伝統に根ざしながら現代の暮らしに合わせて形を整え、日本の茶文化と世界の人々をつないでいます。

翠峰(sui ho)
書家。黎明書道会の元准師範で、書道教室を営む家庭に育ち、樋口眉山に師事して伝統的な書道を通して研鑽を積みました。2022年からドバイを拠点とし、資生堂、レクサス、日産などのブランドと協働しています。Animenaのロゴデザインや、カンヌ国際映画祭の招待状の宛名書きも手がけました。Al Bayan、Arab News、Gates DubaiなどUAE内外のメディアでも紹介されています。日本とアラブ世界をつなぎ、書の美しさと精神を伝え続けています。

Japan Style
ドバイを拠点とする日本のブランド。ヴィンテージの着物、伝統的な織物、クリエイティブなアップサイクルを通して、日本文化の美しさを伝えています。今あるものを大切にする「もったいない」の精神のもと、受け継がれてきた布を現代のファッションやライフスタイルの品へと生まれ変わらせています。日本の職人技を称えながら、その物語と伝統が世代や文化を越えて愛される新たな道をつくっています。

Moku landscape
日本で30年以上の経験を持つ、ランドスケープデザインと研究の会社。庭園設計、造園、空間デザイン、計画、施工を専門とし、3年以上前にドバイへ進出しました。日本の造園の知見と職人技を中東に届けています。その伝統を土台に、土地ごとの文化、気候、個性に深く応え、意味と趣を持ち、自然と人とを長くつなぐランドスケープをつくっています。

Dubai Audio
1994年創業の、高性能オーディオ・ビジュアル機器を扱う地域有数のキュレーター。世界的に評価の高いブランドと協働し、専門知識、行き届いたデザイン、音への深い理解を、小売、住宅、商業の各空間に届けています。性能、デザイン、音楽体験が自然に調和するシステムづくりに注力しています。

Jamila Navagharwala
ドバイを拠点とする折り紙アーティストで、ギネス世界記録保持者。大規模なペーパーインスタレーション、教育ワークショップ、折り紙に着想を得た地域参加型プロジェクトなど、幅広く活動しています。ドバイデザインウィークでは日建設計と協働し、折り紙の創造性と文化的な豊かさを伝えます。

Shohin Bonsai Dubai
Ramy Enabは、中東で唯一、そして世界で唯一のアラビア語を話す盆栽アーティストです。15年以上にわたり200本以上の盆栽を手がけ、ドバイの厳しい夏の暑さから守るため、すべて室内で育てています。木が傷を癒した跡には、24金を施しています。
また、調香師・アーティストのAlinaは、世界初の盆栽ディフューザー「Bonsai Hōkōki」を生み出しました。


詳細:www.nikken.jp/en/

富士山経済新聞VOTE

富士山閉山日統一。開山日はどうする?