環境省が9月30日、2024年夏季の富士山登山者数を発表した。
富士山の登山者数を把握するため環境省が2005(平成17)年から行っている同調査。4つの登山道(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)のそれぞれ8合目付近にカウンターを設置し計測している。
登山者数は、開山日(山梨県側=7月1日、静岡県側=7月10日)から閉山日(9月10日)までの合計。今年の登山者数は20万4316人で、2023年(22万1322人)比で92%、新型コロナウィルス流行前の2019年(23万5646人)比で87%だった。今年は、カウンターの不具合による御殿場ルート(7月17日、8月6日~7日・20日~25日・28日、9月3日~4日)に欠測期間が発生。期間中の数値は含まない。
登山道別の登山者数は、吉田ルート=11万4857人(2019年比=76.6%、2023年比=83.7%)、須走ルート=2万2830人(同=112.9%、同=119.8%)、御殿場ルート=1万3411人(同=109.7%、同=86.6%)、富士宮ルート=5万3218人(同=100%、同=107.4%)。今年から登山規制を行った山梨県の吉田ルートは前年比16.3%減で、静岡県側3ルートの合計は前年比約6.4%増だった。
4登山道の登山者数の合計が調査期間中最大だったのは9月7日の5977人。登山者数平均は、土曜・日曜・祝日=3904人、平日=2673人だった。