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「あわじ結び」に結った吉田のうどん デザインコンペ優秀賞を商品化

「むすぶうどん」

「むすぶうどん」

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 富士吉田市のご当地グルメ「吉田のうどん」をあわじ結びに結った「むすぶうどん」が7月7日、発売された。

ギフトセットパッケージ

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 同商品は、2014年に開催された富士吉田地域デザインコンペティション(以下デザインコンペ)の「地域産品を活用したプロダクト」での優秀賞受賞作を商品化したもの。

 生麺タイプのうどんで、「日本一縁起のいい」をコンセプトに「縁起物」で強いコシが特長の吉田のうどんを、祝い事に欠かせない「あわじ結び」で結った。吉田のうどんはハレの日に食べるものとして同地に根付き繁栄してきた歴史があるほか、富士講の御師文化で「(富士登山の)出発前に身を清める」意味合いもあった。

 デザインコンペの後、一般財団法人富士吉田みんなの貯金箱財団がオブザーバーとして関係機関を調整し商品化に向けて動いたが、うどん店や製麺所を回っても協力者がなかなか現れなかった。今年1月に販売元のペレットストーブ&コミュニティーカフェ「LITTLE ROBOT(リト・ロボ)」に商品化の話が来て、同カフェ内でキッチンスペース運営を受託しているコークッキング(富士吉田市)が商品化を引き受けた。その後、約半年かけて商品自体やコンセプト・ストーリーのブラッシュアップを行い、ようやく商品化にこぎ着けた。

 コークッキングの川越一磨さんは「地域のうどん文化は本当の意味でソウルフードとして根付いており、地域の業者さまは商品化に難色を示すなど、一般食としての新規参入は難しかった。手土産や引き出物など、プレミアムなうどんとしてブランディングしていくことができれば」と話す。

 価格は、140グラム入り=599円、ギフトセット(3個・化粧箱入り)=2,100円。道の駅富士吉田(富士吉田市)と同カフェで販売するほか、電話やメールでも受け付ける(送料別途)。

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