プレスリリース

盟友ヘリングに捧げるケニー・シャーフ最新作公開「ケニー・シャーフ&キース・ヘリング:K!K!」ヘリング没後初の二人展が中村キース・ヘリング美術館で6月6日開幕!

リリース発行企業:株式会社アルテミス

情報提供:


ケニー・シャーフ、タイトル未定、2026年、152.4 × 182.9 cm、Courtesy of Nanzuka Underground

中村キース・ヘリング美術館(山梨県北杜市)では、2026年6月6日(土)から2027年5月16日(日)まで、ケニー・シャーフ(1958-)とキース・ヘリング(1958-1990)を紹介する展覧会「ケニー・シャーフ&キース・ヘリング:K!K!」を開催いたします。
 1958年に生まれ、1978年にニューヨークへ移り、美術学校「スクール・オブ・ビジュアル・アーツ」で出会ったシャーフとヘリングは、後に「イーストヴィレッジ・アートシーン」と呼ばれる1980年代のニューヨークで異彩を放ったシーンを象徴する存在となりました。
 ヘリング没後初めての二人展となる本展覧会では、共同プロジェクトや連関する活動を通して二人の関係性を紹介しながら、個々の作品に新たな視点を提示。さらに、コミッションワークとして当館で新しく収蔵する、シャーフが盟友ヘリングに捧げる最新作のペインティングを初公開いたします。ヘリング没後35年以上を経た今、二人の深い友情を本展覧会で描き出します。
 また、NANZUKA UNDERGROUND(東京都渋谷区)にて2026年5月30日(土)から2026年6月27日(土)まで、ケニー・シャーフ個展「ShimiShimiKao!」も同時開催。2会場での展覧会を通じて、日本国内でシャーフ作品に触れられる貴重な機会です。

「本展のみどころ」および「主な出品作品」は下記をご参照ください:
「ケニー・シャーフ&キース・ヘリング:K!K!」プレスリリース第一弾(2026/4/21配信)

シャーフによる最新作を中村キース・ヘリング美術館が新たに収蔵

本展覧会を記念し、コミッションワークとしてシャーフの最新作(作品タイトル未定)を当館に新しく収蔵します。本展覧会にて初公開となるこの作品は、ヘリングを象徴する最も有名なモチーフのひとつである「ラディアント・ベイビー」を彷彿とさせます。
 四つん這いの赤ん坊の周囲から光線が放たれるように描かれた「ラディアント・ベイビー」は、ヘリングがニューヨークへ移って間もない頃から描きはじめ、「サブウェイ・ドローイング」などを通して一般に認知されるようになり、亡くなる数日前に病床でも描いていたと言われています。生前から今日まで、Tシャツや缶バッジなどのグッズを通しても広く親しまれてきました。
 シャーフによる最新作では、ヘリングが生み出した象徴的な造形の普遍性が讃えられるとともに、シャーフならではの豊かな色彩感覚と物語性あふれるディテールによって、新たな生命体として誕生しています。内覧会にて作品タイトルを発表し、その場でキャンバスの裏にサインをします。作品が完成する瞬間をご覧いただきます。


ケニー・シャーフ、タイトル未定、2026年、152.4 × 182.9 cm、Courtesy of Nanzuka Underground

キース・ヘリング《無題》1982年、中村キース・ヘリング美術館蔵


本展覧会の構成

本展では、(1)キース・ヘリング(2)ケニー・シャーフとキース・ヘリング(3)ケニー・シャーフの3部構成により、今日まで続く二人の活動とその関係性を紹介します。

(1)キース・ヘリング
本セクションは、シャーフとヘリングの出会いを象徴するキース・ヘリングの初期映像作品《自分を角に追い込むペインティング》から始まります。

--キースに初めて会ったときのことですが、SVA(スクール・オブ・ビジュアルアーツ)でディーヴォの音楽が流れているのを聞きました。「どこから聞こえてくるんだろう?」と思ってその音をたどっていくと、キースが部屋で一人、床に白黒でデュビュッフェのような絵を描いていました。彼は部屋の隅へと自分を追い込むように描き進め、私はその部屋の外に座っていました。私はそのときに思いました。「これこそ私がニューヨークに来た理由だ。こういう人たちに出会う必要があったんだ」と。
ケニー・シャーフ

本映像とあわせて、当館のコレクションから最初期の貴重な作品群を一挙公開。また、ニューヨークでの初個展に出品された作品と、晩年の1990年に版画として再発表された《ブループリント・ドローイング》を並置することで、最初期から最晩年まで一貫するヘリングの表現と、その根底にある哲学を紹介します。


《男性器と女性器》1979年、中村キース・ヘリング美術館蔵

《ブループリント・ドローイング》1990年、中村キース・ヘリング美術館蔵

《セルフ・ポートレート》1989年、中村キース・ヘリング美術館蔵

(2)ケニー・シャーフとキース・ヘリング
本展の中心となる本セクションでは、当館コレクションを代表するヘリング作品と、シャーフの絵画・彫刻作品を一堂に展覧します。また、二人が共同で取り組んだ企画や連関する活動を、「場」やプロジェクトごとに紹介します。
 1980年代初頭のニューヨークでは、クラブや地下鉄を舞台に、「現代美術」や「ストリートアート」とも呼ばれていない新たな表現が生まれていました。その拠点となったのが、本展で紹介する「クラブ57」や「ファン・ギャラリー」、「パラディアム」であり、その中心にいたのがシャーフとヘリングです。本展では、二人の活動を語るうえで欠かせない、こうした“場”にも焦点を当てます。
 さらに、30名以上のアーティストが遊具を制作した移動型遊園地「ルナルナ」、京都書院から刊行された『ArT RANDOM』シリーズ、「スウォッチ」や「アブソルート・ウォッカ」とのコラボレーションなど、二人が取り組んだ多彩なプロジェクトも紹介。同一あるいは類似したフォーマットにおける、両者の表現の違いにも触れていただけます。
 また、本邦初公開となるドキュメンタリー映画『Restless - Keith Haring in Brazil』では、ヘリング没後にシャーフがブラジルに残された壁画を修復する様子を紹介。シャーフを通してしか見えてこないヘリング像と、現在まで続く二人の友情を描き出します。


キース・ヘリング《アブソルート・ウォッカのためのポスター》1986年、中村キース・ヘリング美術館蔵

ケニー・シャーフ《アブソルート》1987年、中村キース・ヘリング美術館蔵(作家寄贈)



キース・ヘリング《ルナルナ、詩的な狂想劇!》1986年、中村キース・ヘリング美術館蔵

ケニー・シャーフ《ルナルナ(マケット)》1986年、作家蔵、Courtesy of Nanzuka


(3)ケニー・シャーフ
最後のセクションでは、日本の美術館として初となる本格的なシャーフ展として、その創作世界を紹介します。
 冒頭では、シャーフ初来日の契機となった1985年の「アート・イン・アクション」展を、当時制作された作品を中心に、記録映像、ポスター、カタログなどの資料とともに振り返ります。
 さらに、本展のハイライトとなる、ヘリングへ捧げられた最新作のペインティングをはじめ、近年の絵画や立体作品も多数展示。およそ半世紀にわたり精力的に活動を続けるシャーフの鮮烈な色彩世界と、現在進行形の創作活動を体感いただけます。


ケニー・シャーフ《無題》1985年、184.5 × 93.5 cm、一般財団法人草月会蔵

アート・イン・アクション展フライヤー、1985年、一般財団法人草月会蔵

アーティスト略歴

ケニー・シャーフ(1958年カリフォルニア州生まれ)
1980年代ニューヨークのアートシーンを代表する存在であり、アメリカ現代美術を牽引してきたアーティストのひとり。キース・ヘリングやジャン?ミシェル・バスキアと時を同じくしてダウンタウン・ニューヨークに現れ、アニメーション、SF、音楽の要素を取り入れながら、絵画、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンスと多岐にわたる手法で独自の視覚世界を展開してきた。1980年代以降、環境問題にも取り組み、エコロジーへの意識を促す作品を継続的に制作している。鮮やかな色彩と有機的なフォルムを特徴とするその作品は、ユーモアと批評性を併せ持つ。
https://kennyscharf.com/


Photo: Broza Photo


キース・ヘリング(1958年ペンシルベニア州生まれ、1990年ニューヨークにて没)
1980年代初頭にニューヨークの地下鉄で、黒い紙が貼られた広告板にチョークで描くプロジェクト「サブウェイドローイング」を始め、一躍その名を世に広める。1983年の初来日以降、展覧会の開催や自身のショップの2号店として「ポップショップ東京」をオープンするなど、日本でも多岐にわたる活動を展開。1988年には「エイズ」と診断され、翌年にキース・ヘリング財団を設立。1990年にエイズによる合併症のため31歳で亡くなるまで、精力的に活動を続けた。


Photo: Makoto Murata


中村キース・ヘリング美術館について




2007年4月、当館はニューヨークを拠点に活躍したアーティスト、キース・ヘリングを紹介する世界で唯一の美術館として、八ヶ岳の麓に位置する小淵沢に開館しました。創設者の中村和男が1980年代から四半世紀以上にわたり蒐集したおよそ300点の作品のほか、写真や映像、グッズなど700点以上の資料を収蔵。国際的な建築家である北川原温により設計された建築は、傾斜した地形に沿って「闇から希望へ」というテーマのもとにヘリング作品を体感できる場であり、毎年異なるテーマによるコレクション展や、関連するアーティストを迎えて企画展を開催しています。
 当館では、コレクションを公開するだけではなく、アートを通して社会に問題提起を行い続けたヘリングの遺志を次世代へと繋ぐ活動を続けています。HIV・エイズや感染症、サステナビリティ、LGBTQ+、戦争といった現代社会の課題に対し、国際児童絵画コンクールの開催やデジタルプラットフォームを活用した多角的な情報発信など、多様なアプローチで社会への啓発を行っています。









・公式サイト:https://www.nakamura-haring.com
・Instagram:https://www.instagram.com/nakamurakeithharingcollection
・X:https://twitter.com/nakamura_haring

開催概要



中村キース・ヘリング美術館 基本情報



【同時開催】NANZUKA UNDERGROUNDでのケニー・シャーフ個展情報



All Keith Haring Artwork (C)Keith Haring Foundation
All Kenny Scharf Artwork (C)?Kenny Scharf

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