日蓮（にちれん）宗総本山の身延山からダイヤモンド富士が見られる時期となり、同山で営業する身延山ロープウェイが「ダイヤモンド富士観賞会」を開いている。

　2000年のミレニアムに合わせて始まり今回で26回目を迎える同イベント。ダイヤモンド富士は年2回、10月上旬と3月中旬にチャンスがあり、それに合わせ開催している。今回は3月10日～3月12日の3日間。「日の出の瞬間は富士山、身延山、朝日の3つのパワーを一身に浴びることができ神秘的で好評」という。

　日の出の時刻は6時20分前後。当日は、ロープウエーの運行開始を5時に早めるほか、会場ではホッカイロと甘酒を無料で振る舞う。

　「3月10日・12日は、天気も良好でダイヤモンド富士を見ることができた」と身延山登山鉄道の担当者。「日蓮宗の総本山でパワースポットでもある。山頂からは富士山から駿河湾まで見える。南アルプスに八ヶ岳と360度パノラマが広がる。ぜひ体験いただければ」と呼び掛ける。

　ロープウエーの往復運賃は、大人＝1,290円、子ども＝640円。下り終発は16時20分。