「第12回ふじの山かみ灯(あか)りコンテスト」が6月26日から、富士宮市にある富士山本宮浅間大社で開催される。
床に置くタイプの紙と明かりを用いた「かみ灯り」を展示する同コンテスト。富士宮市は200年前に和紙の原料であるミツマタの計画栽培が日本で初めて行われ、紙幣を作る原料として供給していた。同コンテストは、2009(平成21)年に富士宮ワイズメンズクラブが15周年記念事業の一環でふじのみや紙文化研究会を立ち上げ、その中で企画したのが始まり。その後、富士宮市観光協会へ事業を移管し2019年まで毎年開催してきた。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止したが、今年から富士宮ワイズメンズクラブが引き継ぎ行っていく。
コンテストは中学生部門・高校生部門・一般部門の3部門を設け、入賞者には賞金と賞状を進呈する。作品は富士山本宮浅間大社の境内に飾られ、表彰式を7月10日17時から行う。
現在、作品の募集もしている。募集するのは縦横それぞれ50センチメートル、高さ60センチメートル以内の床置式で紙と明かりを用いた作品。電気を光源とし、使用する電球は1作品40ワット以下(LEDの場合20ワット以下)で必ず作品本体に固定することを求める。コンセントは1作品1個、電気コードは1.5メートル以上、発火を防ぐため光源と紙の距離を十分に保つこと、風などによる転倒の恐れのないようにすること、壊れやすいものは補強すること、火気・液体の使用は禁止することなどを定める。作品制作費として1作品1,000円を進呈する。
搬入や搬出は出展者本人、または代理人が直接する。申し込みは応募用紙に必要事項を記入しファクスで行う。締め切りは6月1日。
展示は7月12日まで。