山梨県、住みたい田舎首位返り咲きへ

山梨側から望む富士山

山梨側から望む富士山

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 ふるさと回帰支援センター(東京都千代田区)が2016年の「移住希望地域ランキング」を発表し、2年ぶりに山梨が1位に返り咲いた。

 ふるさと暮らしを希望する都市住民と全国の地方自治体のマッチングを行う同センターが、センター利用者を対象に2016年1月~12月に行った同調査。

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 今回のランキングでは2位は長野で、3位は静岡、4位は広島、5位は福岡。山梨県は2013年に2位になって以来、1位と2位を行き来するなど安定した人気を保っている。静岡は2014年頃からランキング上位に入りだし徐々に順位を上げ、初めて3位にランクインした。

 山梨県地域創生・人口対策課の長田さんは山梨の魅力について、「山梨には、富士山や南アルプス、八ヶ岳の美しい自然や、モモやブドウなどの果物、清らかな水、全国トップクラスの日照時間など、さまざまな魅力がある。東京圏に近いため、週末利用や二地域居住などさまざまなライフスタイルを選択することができる。さらに、健康寿命日本一、子育て日本一など山梨県独自の魅力もいっぱい」とし、「ぜひ、一度山梨を訪問いただき、その魅力に触れていただきたい」と呼び掛ける。

 移住相談件数は前年の2万1584件から2万6425件へ22.4%増加。今年初めて来場者数が2万1000件を超えた。昨年同様20~40代の割合が68%を超え、Uターン希望者も32.5%と地方創生の動きが始まった2014年以降増加傾向にあり、現役世代の地方移住の動きが定着し始めているという。

 今年は調査開始以来初めて移住先選択の条件として「就労の場があること」が「自然環境が良いこと」を上回り、地方都市を希望する人の割合が5割になったことから、これまでの「田舎暮らし」だけではない「地方暮らし」という新しい動きが出てきていると同センターは分析する。

 「かつては移住相談はシニア層が中心だったが、現在は若年層や子育て世代の相談件数も増えてきている」と長田さん。今回の結果については、「横綱のような存在の長野県に競り勝てたことは、とても励みになる。今回の結果は、市町村と連携したオール山梨体制で移住に取り組んできた成果と考えており、今後も謙虚に、一歩ずつ取り組んでいきたい」とも。

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