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富士吉田市の織物文化の教科書「ハタオリ学」 富士吉田織物協同組合が制作

「ハタオリ学」(写真提供=富士吉田市)

「ハタオリ学」(写真提供=富士吉田市)

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 富士吉田織物協同組合(富士吉田市)が5月、単行本「織物を楽しく学べる教科書『ハタオリ学』」を発売した。

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 同書は、富士吉田市のルーツなどを織物の視点から捉え、歴史学、地理学、民俗学、音楽・文学、社会学、人類学、機械工学、染色化学、経済学などの学問として再構築する内容を展開する。

 同組合によると、富士吉田市は1000年以上前の平安時代から織物の産地として知られ、現在も多くのファクトリーブランドが集まる機織りの街だという。

 「地域に根ざした機織りから、この街独自の面白さやそこから生まれる可能性に気がつくきっかけになればと企画した」という同書。地元の織物職人たちが発案し、「ふるさと納税クラウドファンディング」の一部を使い出版した。

 同書は市立図書館の蔵書として市民に貸し出すほか、市内の小中高に寄贈し、高校生が地域の課題解決について考える授業「富士山学」や、小中学生がふるさとについて体系的に学ぶ「富士山学習」の教材としても使ってもらう。富士吉田市の織物を使った製本特別仕様の織物製本も制作しており、今後、展示も予定する。

 価格は3,960円。発行部数は3000部。富士吉田織物協同組合が運営する「ハタオリマチ案内所」や、オンラインショップで販売する。

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