富士市の子どもたちが地域を取材して情報誌を作るプロジェクト「コロマガふじ」の漫画講座が11月18日、伝法まちづくりセンター(静岡県富士市)で行われた。
小学生9人が活動する「コロマガふじラボ」。自分たちが制作した情報誌「FUJIRA(ふじら)」を知ってもらうための広報活動や、商品開発などを行っている。
この日は富士市を中心に活動するイラストレーターのコイズミチアキさんを講師に招き、漫画の描き方講座を開催。地域の同世代に漫画でコロマガについて知ってほしいと、自分たちで「コロマガができるまで」のストーリーを考え、漫画のラフの作り方やこま割りなどを学んだ。
コイズミさんからは「単なる説明にならないようにギャグパートを入れると漫画らしくなる」「限られたこまの中で伝えるので、せりふは簡潔に」などのアドバイスがされ、子どもたちはこま割りを考えながら、1こまずつ丁寧に描いていった。
同プロジェクト代表の花田ミナさんは「プロのイラストレーターから自分たちが描きたかった漫画について教えてもらい、形にできるのは貴重な体験になるはず」と話す。
参加した小学生は「全体を描いてからこまを描くなど、描く順番が参考になった。学んだことを意識して自分たちの作品を描いていきたい」と話していた。
子どもたちが制作した作品は、来年2月に発行する「FUJIRA Vol.2」に掲載予定。