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富士市の子どもたちがフリーペーパーを制作 創刊号は地元の「食」テーマに

「FUJIRA」を手にする子どもたち

「FUJIRA」を手にする子どもたち

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 子どもたちが作る地域のフリーペーパー「コロマガプロジェクト富士市」の完成発表会が3月4日、富士市教育プラザ(富士市)で行われた。

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 地元の子どもたちが制作を通して地域の魅力を発信する「こどもローカルマガジンプロジェクト(=コロマガ)」の富士市版となる同冊子。今年から始まり、富士市内の小中学生15人が参加。9回の講座を受講し、写真の撮り方、イラストの描き方、文章の書き方を学び、取材を行った。

 タイトルは「FUJIRA(ふじら)」で、子どもたち自身が考案した。富士市の「ふじ」と、「でしょ?」を意味する富士市の方言「だら」を組み合わせた造語。

 創刊号となる今回のテーマは「富士市の『食』」で、富士市の学校給食や、郷土料理のピーナツなます、サイダー缶を取り上げている。子どもたちは、学校給食に関わる栄養士や調理員、市内の落花生農家や調味料メーカー、菓子店などを取材。自分たちで撮影した写真、描いたイラストをちりばめ、子どもたちの等身大の目線で作った。発表会で子どもたちは「富士市以外に住んでいる人に読んでほしい」「友達や家族に読んでほしい」と話していた。

 制作実行委員会代表の花田ミナさんは「15人の子どもたちに本当にお疲れさまという気持ち。保護者の方のサポートや取材先にも感謝している。講座を通じて、自分の意見を話したり、友達の意見を聞いたりする子どもたちの姿に成長を感じた。5年先、10年先、大人になった時に活用できる力になれば」と話す。

 A4判、16ページ。発行部数は2000部。富士市内の小中学校に配布するほか、公共施設への設置を予定する。

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