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「富士桜高原麦酒」、ジャパン・グレートビア・アワーズで合計14銘柄受賞

ジャパン・グレートビア・アワーズ2021受賞メダル

ジャパン・グレートビア・アワーズ2021受賞メダル

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 地ビール「富士桜高原麦酒(ビール)」を醸造・販売する富士観光開発(山梨県南都留郡富士河口湖町)は5月、「ジャパン・グレートビア・アワーズ2021」での14銘柄の受賞を発表した。

富士桜高原麦酒 左から「ピルス」「ヴァイツェン」「ラオホ」「シュバルツヴァイツェン」

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 「ジャパン・グレートビア・アワーズ」はクラフトビールの品質向上に資するため、日本国内で醸造されるビールに特化した審査会。「グレートビア」は「バランス」「アフターテイスト」「状態」の3点で秀でており、かつ飲む人の心に強く残る「魅力」を秘めたビールを指している。ほかのビールとの比較ではなく、そのビール単体を数値で評価し、50点満点中45点以上で金賞、42点以上で銀賞、40点以上で銅賞を与える。今年はボトル・缶部門で253銘柄、ケグ(飲食店向けにたるに詰めたビール)部門で174銘柄のエントリーがあった。

 富士桜高原麦酒は6銘柄で金賞を受賞した。ボトル・缶部門では「ヴァイツェン」(南ドイツスタイル・ヘーフェヴァイツェン)、「ヘイジーゆずヴァイツェン」(柚子(ゆず)ビール)が受賞、ケグ部門では「夢幻」(ジャーマンスタイル・ライエール)、「ラオホボック」(バンベルクスタイル・ボック・ラオホビール)、「さくらボック」(ジャーマンスタイル・ドッペルボック)、「ヴァイツェンボック」(南ドイツスタイル・ヴァイツェンボック)が受賞した。

 銀賞はボトル・缶部門の「夢幻」(ジャーマンスタイル・ライエール)、「ラオホ」(バンベルクスタイル・メルツェン・ラオホビール)、「シュバルツヴァイツェン」(南ドイツスタイル・デュンケルヴァイツェン)、「インペリアルピルスナー」(フリースタイル・ライトラガー)、ケグ部門の「ピルス」(ジャーマンスタイル・ピルスナー)、「ヴァイツェン」(南ドイツスタイル・ヘーフェヴァイツェン)、「インペリアルピルスナー」(フリースタイル・ライトラガー)の7銘柄で受賞。

 銅賞はケグ部門の「ラオホ」(バンベルクスタイル・メルツェン・ラオホビール)で受賞し、合計14銘柄での受賞となった。

 富士観光開発総務部広報課の松嶋一恵さんは「審査講評で『特筆すべきは金賞受賞の難しさ。金賞は全受賞ビールのうち20%余りにすぎない』とされた中で6つの金賞を受賞できたこと、また新しく定義されたビアスタイル『柚子ビール』で『ヘイジーゆずヴァイツェン』が金賞を受賞できたことは富士桜高原麦酒がブルワリーとして良質なビールを醸造し続けていることが認められたと考えている」と話す。

 富士桜高原麦酒は過去「ジャパン・グレートビア・アワーズ2019」で金賞を2銘柄、銀賞を5銘柄、銅賞を5銘柄受賞、同「2020」では金賞を3銘柄、銀賞を3銘柄、銅賞を4銘柄受賞している。ケグ部門の「夢幻」「さくらボック」は3年連続で金賞を受賞している。

 富士桜高原麦酒の醸造長、宮下天通さんは「今回の受賞を受け、14銘柄と非常に多くのビールが受賞できたことは品質の高さが証明されたということでうれしく思う。緊急事態宣言が延長となり、アルコール業界はこれまでにない厳しい状況に置かれている。山梨県独自の『やまなしグリーン・ゾーン認証制度』が全国で注目され、対策を講じ感染防止を徹底することで全国の飲食店でのアルコール提供が行われ、乾杯できる日が訪れることを願っている。それまではネット販売や酒販店などで購入いただき、コロナ禍でも家飲みでボトルビールを楽しんでいただきたい」と話す。

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