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新しい河口湖遊覧船「天晴」 軍船「安宅船」をモチーフに帆柱や武田菱も

新しく運航を開始する「天晴(あっぱれ)」

新しく運航を開始する「天晴(あっぱれ)」

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 河口湖遊覧船「天晴(あっぱれ)」が12月4日に運航を開始する。

営業を終了する「アンソレイユ号」

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 戦国時代に甲斐武田軍に属していた水軍の軍船「安宅船(あたけぶね)」をモチーフとした和風の遊覧船。武田軍の赤備えの甲冑(かっちゅう)をイメージし、当時の船のシンボルであった帆柱や武田菱の卸幕、陣幕を再現しデザインした。

 天気のいい日は展望デッキから富士山を一望できるほか、白木をメインに畳の間をイメージした船内に50インチの大型モニターを設置、雨の日も四季折々の富士山や周辺の観光情報を伝える。

 外国人観光客へのサービス向上を目的に案内放送を多言語化し、高齢者や車椅子の人の利便性向上のためバリアフリー設計となっている。

 運行ルートは河口湖桟橋を出発し、逆さ富士の名勝地「産屋ヶ崎」を通り、河口湖大橋をくぐり抜け「鵜の島」付近でUターンする、その後八木崎公園前を経由し再び河口湖大橋をくぐり桟橋へ戻る。所要時間は1周約20分。

 「天晴」の就航に伴い、20年にわたる営業を終了する「アンソレイユ号」が引退するまでの期間、「さよなら『アンソレイユ号』キャンペーン」を展開する(12月3日まで)。乗り場の横にアンソレイユ号と記念撮影ができるフォトスポットを設置し、期間中に乗船した小学生以下の人にオリジナル缶バッジを進呈。船長服の着用体験などを展開する。

 運航時間は9時30分~16時。30分間隔で運航する。料金は、大人=1,000円、子ども=500円。

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