森をテーマにしたワークショップ「創造の森フェス!」が富士市文化会館ロゼシアター(静岡県富士市蓼原町)の展示室で9月19日・20日、開催される。
木材や木の実などの自然の素材とポスカ、マジック、色鉛筆、固形水彩、アクリル、ラメ絵の具、テンペラ絵の具など、さまざまな画材を使い、森の動物をモチーフにしたアート制作体験をするイベント。
主催するワンダーラビット・クラブの匂坂桂子さんは「Pilzeのメンバーで富士市在住の知念絵理さん、御殿場市在住の松本香織さんとたまたま知り合い『森をテーマにしたワークショップをやりましょう』と意気投合したことがきっかけで実現した」と話す。「Pilze」は2016(平成28)年より、自らチェーンソーを持ち、女性目線での森づくりを行い、間伐材を利用した木育や森での体験学習などを企画・開催している「きこりユニット」。
会場では「不思議の国のアリス」や「となりのトトロ」の英語版絵本を読み聞かせをした後、「3つの森」で好きなモチーフを選んでクラフト制作が体験できる。
「アリスの森」では絵本の題材をモチーフに木材やグリーンモス(乾燥させたコケ)、紙粘土、スパンコール、モール、リボンなどの素材を使いオリジナルクラフトを制作する。レジン体験コーナーも開く。
「トトロの森」では小さく加工した木材に動物の顔を作ったり、スライスした木材にトトロを描いたりするコーナー、手形アート、「オバケ」にボールを投げ付けるゲームコーナーを設ける。
「きのこの森」ではキノコの描かれたスタンプを押して楽しめる。卵を顔料に混ぜた絵の具で板に描くルネサンス期の古典技法、テンペラ画の体験ができる。
匂坂さんは「初めて絵筆を持つようなお子さまもイメージを膨らませて家族で創造の森を体験できる。完成した作品はお持ち帰りいただけるほか、会場ではチェシャネコなどおなじみの仲間と一緒に記念撮影ができる。自然素材を使ったオリジナルアート制作を楽しんでほしい」と話す。
開催時間は19日=13時~17時、20日=11時~15時。参加無料。参加申し込みはメールで受け付ける(各日先着30人)。