理化学研究所(理研)が開発主体となって開発・整備を推進しているスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」のロゴマークが8月27日、発表された。
「富岳(ふがく)」はスーパーコンピューター「京」の後継機で、2021年ごろの共用開始を目指している。
「富岳」ロゴマークは、山頂のごつごつとした様子をモチーフにしている。「『岳』とは、かどだっていかめしいさまを意味し、妥協なく作り上げられた知恵の粋である『富岳』の性能の高さとユーザーの拡がりを表現している」と同研究所。
「富岳」の名称は、一般公募からの選考を経て今年5月に発表された。「富岳」は富士山の異名で、富士山の高さがスーパーコンピューター「富岳」の性能の高さを表し、富士山の裾野の広がりが富岳のユーザーの広がりを意味している。富士山は海外での知名度も高く名称としてふさわしく山にちなんだ名称の潮流があることなどからも選考したという。