KDDI(東京都千代田区)とKDDI総合研究所(埼玉県ふじみ野市)、静岡県御殿場市、静岡県小山町は7月、キャッシュレスサービスとIoTを活用し富士山の気象情報や駐車場の混雑状況を確認できるサービスを開始した。
キャッシュレスサービスはバーコードやQRコードを使ったスマホ決済サービス「au PAY」を御殿場口7合9勺(しゃく)「赤岩八号館」(9月3日まで)と御殿場口7合5勺「砂走館」(8月31日まで)で利用できる。「WeChatPay」や「AliPay」にも対応し、訪日外国人観光客の利便性の向上も狙う。
気象情報・登山の快適度確認サービスは山小屋や5合目にある施設などに気象を観測するセンサーを設置し、山岳快適指数、レインコート指数、気温、風速の現在と3時間後、6時間後の予想をインターネット上で確認できる。登山前に標高の違いによる気象情報を把握でき装備対策が準備できるほか、登山中に利用すれば目的地の気象状況や予測が分かるため、行動を早めたり引き返したりといった判断がしやすくなるという。
駐車場混雑状況確認サービスは御殿場口新5合目駐車場の出入り口にIoTセンサーを設置し、その地点を通過する車両の台数を計測することで駐車場の混雑状況を把握し、インターネット上で確認できるようにする。
気象情報、登山の快適度、駐車場混雑状況はウェブサイト「ミエルフジトザン」で確認できる。9月10日まで。