富士急行(山梨県富士吉田市)は来年2月7日、山梨県の大月-河口湖間を結ぶ富士急行線で「フジサン特急」として活躍してきた2000系車両(2001号編成)の運行を終了する。
JRのジョイフルトレイン「パノラマエクスプレスアルプス」をリニューアルした同車両。富士北麓地域を訪れる客に移動中の車内からも富士山の美しさ、雄大さをゆったりと堪能してもらいたいという思いで導入された。
富士山をキャラクター化した「フジサン君」が描かれた外観で、180度の眺望が楽しめる展望室のほか、ラウンジ席や個室を備える。
2002年2月に運行を開始し、13年間「フジサン特急」として活躍したが、車両の老朽化が進んでいることや、海外からの観光客を中心とした鉄道利用者の増加に伴い輸送力を強化する必要があることから運行を終了することになった。
引退50日前となる12月19日からは「さよならキャンペーン」を実施。期間中、同車両に乗車した客にはオリジナル記念乗車証を進呈。引退記念グッズの販売やパネルの設置などを行う。19日は運転台見学イベントを行うほか、最終日は引退イベントも行う。