今シーズンの富士山周辺の寺社に訪日外国人が多く訪れ日本の文化を体験していている。神社の境内には外国語で書かれた絵馬も並び、熱心にお参りをする外国人も珍しくない。
富士山が世界遺産になったことや、訪日外国人旅行客向けのガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂第4版が6月にフランスで刊行され、表紙に新倉山浅間(あらくらやませんげん)公園(山梨県富士吉田市)から見た富士山の写真が採用されたことなどが影響していると考えられる。
富士浅間神社の関係者は「ピークは8月の中旬だった」と説明。「台湾や韓国からの来訪者は、もともと山岳信仰もあり時折見られたが、近年、タイからの来訪者も多く見られる。さい銭にも海外のお金が入っていることも珍しくない」と話す。