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富士山で「冬の山小屋ステイツアー」 冬山トレッキングや「山小屋飯」体験

朝散歩での御来光の様子(写真提供=thousandth)

朝散歩での御来光の様子(写真提供=thousandth)

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 富士山5合目にある山小屋「佐藤小屋」(山梨県富士吉田市)が現在、「富士山五合目 冬の山小屋ステイツアー」の予約受け付けを行っている。

「佐藤小屋」での宿泊の様子

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 1泊2日で富士山麓から佐藤小屋までの冬山トレッキングや、山小屋宿泊などを行う同ツアー。創業1913(大正2)年の佐藤小屋は、標高2230メートルの富士山河口湖ルートにあり、冬季も営業する唯一の山小屋として知られる。2023年から毎冬行っている同ツアーは富士山周辺でのエコガイドツアーなどを展開する「thousandth(サウザンス)」(富士吉田市)が企画した。

 冬山トレッキングは地元ガイドが道中の自然・文化・歴史の案内を行う。登山前にはオンラインで参加者の準備サポートを行う。

 夕食は、地元食材を使ったポトフや、富士山の溶岩プレートで焼いた鹿肉ステーキを中心とした「山小屋飯」、ソムリエセレクトの山梨ワインを用意。ポトフの締めは自家栽培米を加えリゾットにする。

 夜は、星空観測、まきストーブでの「手作りスモア体験」を行う。2日目は朝散歩を行い、天候がよければ御来光が見られるという。

 「サウザンス」代表の千代慧さんは「夏に富士登山をした人が、冬の富士山も知りたい、見てみたいと、参加している。ホテルや旅館とも違った味わいがある山小屋の滞在を楽しんでもらっており、人と人の距離感が近くコミュニケーションに温かみを感じるもらっているようだ」と話す。「『登頂だけでなく、眺めるだけでもない、365日楽しめる富士登山』を提案したいと考えている。圧倒的な自然美や、山小屋の温かさに触れる、富士山でしかできない体験を楽しんでもらえたら」とも。

 開催期間は来年1月6日~3月31日。1日1組(1人~6人)限定。料金は1人=7万5,000円。

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