プレスリリース

SDGsビジネスアワードにて、静岡県知事賞、優秀賞、奨励賞の3賞を決定! 静岡県の環境ビジネスを牽引する8団体に贈呈

リリース発行企業:静岡県 くらし・環境部

情報提供:


静岡県SDGsビジネスアワード2024 表彰式における集合写真


静岡県(所在地:静岡県静岡市、担当部署:くらし・環境部 環境政策課)は、2025年3月12日(水)サールナートホール(所在地:静岡市葵区)にて、未来をつくる環境ビジネスを表彰する「静岡県SDGsビジネスアワード」の成果発表会および表彰式を開催しました。本アワードは、環境課題の解決に取り組む法人を募集し、採択団体に対して3ヶ月にわたるメンタリングを行い、各団体から発表される事業実績と事業構想に基づいて賞を決定する表彰プログラムです。

採択8団体による成果発表の結果、「UP 0 TECHでサーキュラーエコノミーへの挑戦」を発表した株式会社ソーイ(沼津市)が静岡県知事賞を受賞しました。また、優秀賞には、株式会社ウミゴー(西伊豆町)、“プラリクル”掛川モデル(掛川市)、中村建設株式会社(浜松市)、奨励賞には、株式会社オカラテクノロジズ(静岡市)、有限会社燦有機研究所(焼津市)、静岡オクシズUU株式会社(静岡ジェード)・フジミ模型株式会社・株式会社チューセイ(静岡市)、Marine Sweeper(焼津市)が選出されました。
 


▼開催概要

静岡県SDGsビジネスアワード2024 発表会&表彰式
https://www.shizuoka-sdgs-business-award.com/ceremony-2024
【主催】静岡県
【日程】2025年3月12日(水)13:15~17:30(12:45 開場)
【場所】サールナートホール(静岡市葵区御幸町11-14)


2025年3月12日(水)にサールナートホールで開催された静岡県SDGsビジネスアワードの発表会&表彰式

 
 
 
▼静岡県SDGsビジネスアワード2024「静岡県知事賞」


【静岡県知事賞】(株)ソーイ|静岡県SDGsビジネスアワード2024

(株)ソーイ(沼津市)
UP 0 TECHでサーキュラーエコノミーへの挑戦
アップサイクルとごみゼロとを同時に達成する技術としてUP 0 TECH(アップ ゼロ テック)というコンセプトを掲げ、発酵技術により食品廃材だったコーヒー残滓のすべてを使用した再食品化、再ドリンク化、化粧品化を実現し商流を開始。モルト残滓、カカオハスクなどの他の食品残滓へも本技術を展開中。
 
 
 
▼静岡県SDGsビジネスアワード2024「優秀賞」


【優秀賞】(株)ウミゴー|静岡県SDGsビジネスアワード2024

(株)ウミゴー(西伊豆町)
静岡発、海業の社会実装。DX釣場管理 海釣りGO / ソーシャルアクション 釣り場解放PJ
西伊豆発祥日本初、漁港の釣り場予約サービス「海釣りGO」。アプリを用いて釣り場を予約し、利用料は水産資源管理や港の設備維持に活用される。どんどん港がきれいになり、魚も増え、雇用も生み出す、漁村振興の核となるシステムとなっている。六甲アイランドなど複数の釣り場オープンを控え全国へとサービスを拡大。さらに、港を利用するコミュニティの輪「釣り場開放プロジェクト」をローンチ。日本全国の沿岸部活性化に向けて展開中。
 
 

【優秀賞】“プラリクル” 掛川モデル:製品プラスチック 資源循環プロジェクトチーム(掛川市・(株)カインズ・(株)太洋サービス・(株)プラニック・ヴェオリア・ジェネッツ(株)・三甲(株))|静岡県SDGsビジネスアワード2024

“プラリクル” 掛川モデル:製品プラスチック 資源循環プロジェクトチーム(掛川市・(株)カインズ・(株)太洋サービス・(株)プラニック・ヴェオリア・ジェネッツ(株)・三甲(株))(掛川市)
“プラリクル” 掛川モデル 「製品プラスチック」の拠点回収による資源循環事業
市民が家庭で不要になった製品プラスチックをホームセンターで店頭回収し、高度リサイクルすることで、付加価値の高い製品として再生循環させる事業。市民=自治体=小売事業者=収集運搬・中間処理事業者=リサイクル事業者=メーカーによる官民の7者連携により、事業の経済性・持続性、リサイクル方法等について検証し、実装可能なモデルを構築。静岡県内他地域およびその他県外への横展開も志向し、日本のプラスチックリサイクルに新潮流をもたらす。
 
 

【優秀賞】中村建設(株)|静岡県SDGsビジネスアワード2024

中村建設(株)(浜松市)
究極の脱炭素サイクルシステムをめざして
AMF(菌根菌)×早生日本桐(ジャパロニア)=カーボンニュートラル
植物の根につく菌であるAMFという菌根菌と、一般的な杉と比較し5倍のCo2吸収量を持つ早生桐を用いた脱炭素サイクルの実現を目指す。耕作放棄地において、AMFと溶融スラグから作った肥料を用いた土壌改良、早生桐の育成によるCo2吸収を行うとともに、建設資材への活用、燃料化を経て再度肥料の原料として循環システムを構築していくことを目指す。
 
 
 
▼静岡県SDGsビジネスアワード2024「奨励賞」


【奨励賞】(株)オカラテクノロジズ|静岡県SDGsビジネスアワード2024

(株)オカラテクノロジズ(静岡市)
食用利用がたった1%のおからを用いたアップサイクル事業への挑戦
豆腐製造の過程で発生するおから。その多くが産業廃棄物として廃棄されており、食用利用はたった1%である。一方で、おからは低糖質・高タンパク・高食物繊維なスーパーフードでもある。そんなおからの特性を活かした魅力的な商品の開発を通して、需要喚起・廃棄削減を促進し、同時にヘルスケアの向上も実現するアップサイクル事業を目指す。
 
 

【奨励賞】(有)燦有機研究所|静岡県SDGsビジネスアワード2024

(有)燦有機研究所(焼津市)
静岡県の眠れる資源「飲料残渣」由来のバイオ炭・新バイオ燃料の活用によるGX推進
水資源豊富な静岡県で多く生産、廃棄されている飲料残渣を省エネ乾燥させ、燃料化、炭化し高性能燃料や土壌材、飼料、建築材として県内の農業・工業に活用することで、カーボンニュートラルだけではなくカーボンマイナスの新しい産業として社会に循環させることを目指す。
 
 

【奨励賞】静岡オクシズUU(株)(静岡ジェード)・フジミ模型(株)・(株)チューセイ|静岡県SDGsビジネスアワード2024

静岡オクシズUU (株)(静岡ジェード)・フジミ模型(株)・(株)チューセイ(静岡市)
ピンポン球リサイクルプロジェクト
市民・製造業者・プロ卓球チームの3者が連携し、割れたピンポン球を回収、粉砕・原材料化し、再度商品化することで、資源のリサイクルおよび環境教育への活用を実現。
 
 

【奨励賞】Marine Sweeper|静岡県SDGsビジネスアワード2024

Marine Sweeper(焼津市)
海洋再生事業 Marine Sweeper
釣り人が海底に残したルアーをダイビングで回収し、リメイク生産、販売する海洋ゴミのアップサイクル事業をもとに、マリンレジャーを通じて海洋再生を行う事業を提唱。
 
 
 
▼総括コメント

◎静岡県くらし・環境部


池ケ谷 弘巳(静岡県 くらし・環境部 部長)
今年度も多くの御応募をいただき、メンターや協力パートナーなど多くの関係者の皆様の御協力のもと、発表会・表彰式を行うことができたことに深く感謝申し上げます。
発表いただいた8団体の皆様は、いずれも環境課題の解決に向け、地域資源等を活用しながら柔軟な発想で取り組まれており、大変な熱意も感じられました。
本アワードへの参加により、協力パートナーの皆様や受賞団体同士のつながりができ、交流も広がっていると伺っています。今後の事業アイデアの進展を大いに期待しております。
本アワードを通じて、本県の環境ビジネスの一層の推進につなげてまいりたいと考えております。



 
 
◎総合プロデューサー


谷中 修吾(BBT大学大学院 経営学研究科 MBA 教授/BBT大学 経営学部 教授)
4期目となる2024年度の静岡県SDGsビジネスアワードは、8つの採択団体様のクオリティーが極めて高く、発表会に観覧に来られた方々から高い評価を得ていたことが印象的でした。
いずれも静岡県の環境ビジネスを代表する取組であり、かつ、日本全国に広く認知していただきたい先端的内容です。
本アワードは、単なる表彰制度ではなく、3ヶ月間のメンタリングを通じて各社の事業成長を支援する「アクセラ型アワード」であることに大きな特徴があります。
今まさに「静岡県内の環境ビジネスを加速して、静岡県の地域循環共生圏をつくる」という構想が具体化されつつあり、この流れを加速できるように努めていきたいと思います。



 
 
 
▼県知事賞表彰状授与式

2025年3月25日(火)、知事室にて、静岡県SDGsビジネスアワードの県知事賞表彰状授与式を行いました。県知事賞を受賞した株式会社ソーイから鈴木康友知事に対して事業アイデアが紹介されるとともに、意見交換がなされました。


鈴木康友知事を表敬訪問した株式会社ソーイの石垣哲治氏(代表取締役)と寺田恭子氏(アップサイクルディレクター)

 
 
 
▼事業概要

静岡県SDGsビジネスアワード2024 ~未来をつくる環境ビジネスを表彰します~
https://www.shizuoka-sdgs-business-award.com

【主催】静岡県
【後援】環境省 関東地方環境事務所、財務省 東海財務局 静岡財務事務所、経済産業省 関東経済産業局
【協力パートナー】独立行政法人中小企業基盤整備機構 中部本部、しずおかカーボンニュートラル金融コンソーシアム、静岡経済同友会(静岡協議会・浜松協議会・東部協議会)、一般社団法人静岡県経営者協会、一般社団法人静岡県商工会議所連合会、静岡県商工会連合会、静岡県中小企業団体中央会、静岡県中小企業家同友会、公益財団法人静岡県産業振興財団、静岡県信用保証協会、一般社団法人静岡県信用金庫協会、株式会社静岡銀行、スルガ銀行株式会社、株式会社清水銀行、株式会社静岡中央銀行、しずおか焼津信用金庫、静清信用金庫、浜松いわた信用金庫、沼津信用金庫、三島信用金庫、富士宮信用金庫、島田掛川信用金庫、富士信用金庫、遠州信用金庫、静鉄グループ、静岡ガス株式会社、中部電力株式会社、鈴与商事株式会社、株式会社TOKAIホールディングス、株式会社リコー、株式会社ふじのくに物産、一般社団法人INSPIRE、関東地方環境パートナーシップオフィス、静岡県環境ビジネス協議会
【事務局】静岡県環境政策課、一般社団法人 静岡県環境資源協会
【総合プロデューサー】谷中修吾(BBT大学大学院 経営学研究科 MBA 教授/BBT大学 経営学部 教授)
【メンター】新谷健司(株式会社経営参謀 代表取締役/株式会社クラフト・ティー 代表取締役)、飯倉清太(特定非営利活動法人NPOサプライズ 代表理事/静岡大学 地域創造学環 客員教授)、佐々木真二郎(環境省 自然環境局 国立公園利用推進室長)、白石章二(ヤマハ発動機株式会社 経営戦略部 経営改革推進アドバイザー)、出口裕一(株式会社リコー リコー環境事業開発センター事業所長)、内貴研二(SDGsビジネスコンサルタント/元・サントリーホールディングス株式会社 サステナビリティ推進部長)、西村やす子(株式会社ふじのくに物産 代表取締役/株式会社クレアファーム 代表取締役)、山崎かおり(株式会社山崎製作所 代表取締役)
 
 
 
▼お問い合わせ

静岡県 くらし・環境部 環境政策課(静岡県SDGsビジネスアワード事務局)
TEL:054-221-2919
メール:kankyou_seisaku@pref.shizuoka.lg.jp
https://www.shizuoka-sdgs-business-award.com/contact

  • はてなブックマークに追加

富士山経済新聞VOTE

富士山閉山日統一。開山日はどうする?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース