リリース発行企業:空き家買取専科(株式会社Sweets Investment)
空き家買取専科を運営する株式会社Sweets Investment(本社:静岡県静岡市駿河区下川原、代表取締役:玉木潤一郎、静岡ガスグループ)は、静岡県浜松市天竜区二俣にて、駐車場のない築56年の空き家をフルリノベーションし、ライダー向け宿泊施設〈152INN(イチゴーニイン)〉をオープンしました。
同社はこれまでにも空き家の買取・再生・再販事業に取り組んできましたが、今回の宿泊施設は、同時期に静岡市葵区音羽町にオープンした〈タイムトリップOTOWA〉と並ぶ「空き家民泊活用プロジェクト」です。社会課題である空き家問題の解決を目指すと同時に、地域経済の活性化にも貢献する“空き家再生の新モデル”として注目されています。
■ 一日一組限定、愛車と泊まる“ライダーのための宿泊施設”
「世界のHONDA」の創業者・本田宗一郎氏が生まれ育った地、浜松市天竜区二俣。その歴史ある町・二俣に、一日一組限定、バイク旅を楽しむ人のための宿泊施設〈152INN〉が誕生しました。
築56年の古家を再生したこの施設は、国道152号線沿いというロケーションを活かし、“走る、遊ぶ”をテーマに開発された一棟貸しのツーリングホテル。屋内に専用ガレージを完備し、愛車とともに宿泊できる設計がライダーたちの心をくすぐります。
■ ライダーの夢を叶える「秘密基地」のような空間設計
〈152INN〉最大の魅力は、バイクと共に過ごせる“秘密基地”のような非日常空間。一階には、愛車をガレージ越しに眺めながら食事や語らいを楽しめるダイニングを設置。床をあえて約10cm下げることで、着席時の目線とバイクの高さが合い、より深くバイクとつながれる演出となっています。
昭和レトロな雰囲気を残した2階の宿泊空間には、懐かしさと温もりが共存。畳や障子、襖や欄間がノスタルジックなムードを醸し、長距離移動の疲れをやさしく癒します。
また、一日一組の完全貸切スタイルにより、気の合う仲間や家族と周囲を気にせずプライベートな時間を楽しむことができます。
■ 「走る」と「泊まる」をつなぐ、ライダー目線の工夫が満載
ツーリングの楽しみを支える「快適性」と「安心感」も充実。愛車を守るためのインナーガレージは防犯性も考慮されており、雨の日でも安心して利用可能です。
さらに、地元のライダーと連携して制作する「おすすめツーリングルートマップ」も設置予定。国道152号線を軸に、奥浜名湖や天竜川沿い、本田宗一郎ものづくり伝承館、秋野不矩美術館など、自然・文化・歴史を感じられるスポットを巡ることができます。
■ 空き家に込めた、新しい“役割”と“希望”
空き家というとネガティブなイメージを持たれがちですが、本プロジェクトではそれを「地域に人を呼び込む装置」として捉え直しました。
本物件は、もともと駐車場がなく、築年数も古く床の傾きもあったため、再販が難しい空き家でした。
さらに、かつては天竜木材や繭の取引で栄えた地域ですが、現在は人口減少や高齢化が進み、昔ながらの賑わいが減少しつつあります。
通過点ではなく、滞在し地域との交流できる「ライダーが喜ぶ宿をつくる」という新たな目的を与えることで、地域に新しい人の流れと笑顔を生み出す“希望の場所”に生まれ変わったのです。
Before 応接間・和室1間、外壁ブロックを解体し、インナーガレージに
Before 暗く圧迫感のある1階
■ 本田宗一郎の精神が息づく町「二俣」の魅力
〈152INN〉が誕生した浜松市天竜区二俣は、「ものづくりの町」としても知られています。世界のHONDA創業者・本田宗一郎氏が生まれたこの地では、今なおその精神が地域文化に息づいています。
施設周辺には、宗一郎氏の足跡を辿る「本田宗一郎ものづくり伝承館」をはじめ、二俣城跡、秋野不矩美術館など見どころが多数。また、アニメ『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の舞台にもなった「天竜二俣駅」や、レトロとモダンが融合するクローバー通り商店街も、町歩きの楽しみを深めてくれます。
二俣城跡
秋野不矩美術館
クローバー通り商店街 〈包商店〉
■ 地域とつながる「宿泊体験」へ
〈152INN〉では、単に宿泊するだけでなく、地域の人々や文化と自然につながる体験を大切にしています。地元商店街や飲食店と連携し、宿泊者限定の「ライダー歓迎特典」や町歩きマップを展開予定。泊まることで、自然と地域と交わることができる“交流型の宿”を目指しています。
施設の企画・運営には、地域に根差した宿づくりで定評のある駅舎ホテル〈INN MY LIFE〉を手がけた中「山ノ舎」(代表・中谷明史)が参画。空間デザインは、家具デザイナーであり、クローバー通り商店街の人気クラフトアイス店〈包商店〉オーナー西村紀彦氏が担当し、施工は空き家買取専科の物件を数多く手がけるZERO CANVASが担いました。地元クリエイターたちによるチーム体制が、あたたかくもユニークな空間を実現しています。
中谷氏と西村氏
■ 空き家から始まる「次の旅」、あなたが主人公に
〈152INN〉は、「空き家のその先」にある地域の未来を見据えたプロジェクト。
この宿に泊まり、愛車や仲間と語らい、地域とふれあいながら、自分自身の“新しい物語”を紡いでほしい 。そんな想いが込められています。
次に生まれ変わるのは、もしかしたら、あなたの街の空き家かもしれません。
■ 施設概要
名称: 152INN(イチゴーニイン)
所在地: 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1560-5
アクセス: 天竜浜名湖鉄道「二俣本町駅」徒歩6分
駐車場: 車1台分(バイク複数可)、近隣駐車場に駐車可
定員: 最大10名(9名以上はお問合せください)
宿泊開始日: 2025年5月1日~
料金目安: 1泊4名で38,000円前後(曜日・時期により変動)+清掃費10,000円
予約: 公式サイト・今後Airbnb・Booking.comなどにて受付予定
許可番号: 浜松市指令健浜第151号
運営: 山ノ舎(やまのいえ)
企画: 株式会社Sweets Investment(空き家買取専科)
公式サイト: https://152inn.com
宿泊に関する問い合わせ先:053-925-1721 山ノ舎(やまのいえ)
■株式会社Sweets Investment について
株式会社Sweets Investmentは、静岡ガスグループの一員として、空き家問題解決に向けた再生事業「空き家買取専科」を展開しています。静岡県の空き家を買取り、リノベーションをし、次世代へつなぐ不動産買取専門店です。売却が困難な空き家の新たな活用として宿泊事業をスタートしました。
【会社概要】
社名 :株式会社Sweets Investment
所在地 :静岡県静岡市駿河区下川原6丁目26-14
代表取締役社長:玉木潤一郎
設立 :2013年12月27日 (2024年10月29日 静岡ガスグループ 静岡ガスリビングに参画)
資本金 :1000万円
従業員数:10名
事業内容:中古住宅の買取・再生・販売 / 分譲宅地の開発
TEL : 054-204-0850
WEBサイト:https://akiya-kaitori.jp/
空き家買取専科スタッフ