富士山麓の傾斜と豊かな水を利用した水力発電の盛んな富士宮市は、同市東京発電白糸発電所の前に「日本一の小水力発電のまち」をPRする標柱を設置した。
同市にある25カ所の水力発電所のうち11カ所が1000キロワット以下の小水力発電所で、同小水力発電所の数が日本一。今年12月には全国小水力発電大会が行われる予定で全国の発電事業者や発電設備の事業者など関係者へのPRも狙う。
標柱のデザインは公募する形を取り、デザインに込められた思い、意味、イメージなどのプレゼンテーションを審査の上、決定したという。
富士宮市役所の担当の赤池厚司さんは「発電所があり、河川も流れている富士宮市の特徴が表れている場所で日本一の小水力発電所のまちをPRし、分かりやすいランドマークになるようなモニュメント的存在になってほしい。地元の人のみならず、そこを通りがかる人、観光客にも日本一の小水力発電のまちということを知ってもらい、なおかつ地元の人に日本一の町であるという誇りにつなげてもらいたい」と話す。