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岳南電車が「日本夜景遺産」認定-鉄道本体としては日本初

岳南江尾駅

岳南江尾駅

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 静岡側富士市内を走る岳南鉄道線が7月18日、「日本夜景遺産」の「施設型夜景遺産」に認定された。鉄道本体としては日本初の事例。同遺産は一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローが制定する。

吉原本町駅

 今回で10回目となる日本夜景遺産認定。全国4800人の夜景鑑賞士や各地自治体、民間企業から応募があった。遺産認定は一級夜景鑑賞士27人と事務局の投票で決定。過去には、自然夜景遺産として伊豆スカイライン、施設型夜景遺産として東京タワー展望台、ライトアップ夜景遺産としてレインボーブリッジ、歴史文化夜景遺産として長良川鵜飼などを認定している。

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 岳南鉄道線は、線路距離9.2キロ、駅数10駅。推薦団体の一般社団法人フジパクは「岳南電車の最大の魅力は鉄道そのものの夜景である」とし、暗闇の中から浮かび上がる電車、華美ではないほのぼのとした明かりの駅舎、電車から見える昔懐かしい車窓の夜の風景をアピールした。

 同鉄道は全駅から富士山が眺められるほか、「夏の夜に登山者のライトが見えるのは幻想的。富士宮口と御殿場口が見える」という。

 岳南電車の井上さんは「岳南電車としては見慣れた風景なので(遺産認定に)びっくりしている。これを機に夜景などを楽しみに利用していただければ。JR吉原駅と岳南吉原駅の乗り継ぎの跨線橋(こせんきょう)は古いレールを骨組みに造っているのだが、富士山の形をしている。この橋を渡って岳南電車に乗れば全駅で富士山が見られる旅を楽しむことができる。ぜひ訪れてほしい」と呼び掛ける。

 8月9日には「岳南電車終着駅の赤ちょうちん~鉄道夜景を見ながらちょいと一杯」を開催。岳南江尾駅に一夜限定の屋台村ができ、焼き鳥やラーメン、地元農家との提携で地場の食材を使ったつまみなどを提供する。開催時間は17時~21時。

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