日本三奇祭の一つに数えられる「吉田の火祭り」が8月26日、始まった。
北口本宮冨士浅間神社(山梨県富士吉田市)とその摂社である諏訪神社の祭りで、毎年8月26日の「鎮火祭」と27日の「すすき祭り」の2日間にわたり行われる。特に26日の夜は、高さ約3メートル・直径90センチの「大たいまつ」約80本がたき上げられるほか、吉田口登山道に沿った富士山の山小屋でもたいまつがたかれる。祭りは国の重要無形民俗文化財に指定されている。
表参道沿いに住む渡辺さんは「祭りは富士山のお山じまい祭りでもあり、夏の終わりを感じる。今年はまだまだ暑いが、夏山は終わり、富士山は、朝昼は冷え込むようになってくる。祭りは親せきも皆集まる日で楽しみにしている」と話す。