富士吉田市が8月1日、富士山吉田口登下山道(吉田ルート)の7月登山者数を発表した。
毎年7月1日~9月10日に開放している吉田ルート。今年は、山梨県が弾丸登山・混雑対策を理由に、条例で吉田ルート五合目登山道にゲートを設置。16時~翌3時に山小屋宿泊予約者などを除き通行規制を行うほか、登山者数が1日当たり4000人を超えた場合は登下山道を閉鎖している。また、ゲートを通行する際は通行料2,000円を徴収している。
今年の7月1日~31日の吉田ルート登山者数は、5万8925人で、昨年同時期の7万530人と比べ16%減った。また、4000人を超えた日は0日だった。
富士吉田市は、登山規制の影響を受けると想定される時間帯を17時~翌3時とし、前年 7 月の同じ時間帯と比べ分析した結果、夜間登山者数は2579人(全体の約5%)で、前年の1万757人(同16%)から76%減ったとし、「弾丸登山や混雑対策などに効果的な結果が得られたものと見込む」としている。