静岡県富士宮市が3月、市の魅力を発信する360度VR動画「富士宮360°VR Fujinomiya The gateway to Mt. Fuji 4K」と特設サイトを公開した。
360度VR動画は、今年登録10周年を迎える「世界文化遺産 富士山の構成資産」や、富士宮のソウルフード「富士宮やきそば」、富士山の麓に広がる朝霧高原でのパラグライダー、日本三大急流の富士川を下る「富士川ラフティング」などの映像。
特設サイトは、富士山や富士宮の観光スポット・グルメ・特産品などを紹介する。インバウンド需要の回復を見込み、英語・中国語(繁体字・簡体字)・日本語に対応する。
富士宮市富士山世界遺産課の鈴木岳さんは「アフターコロナの将来にわたる観光客の増加や世界遺産富士山の顕著な普遍的価値への理解促進のために企画した。VR技術を活用した没入感の高いコンテンツで観光アクティビティーや世界遺産の構成資産などを感じてもらうことで実際に行ってみたい、体験してみたいという欲求をかき立て、実際の来訪につなげる」と話す。
「富士宮市には、たくさんの魅力的な観光スポットや世界遺産富士山がある。まずVR動画を見て、それらの魅力を感じてもらいたい。そして興味を持ったら、今度は現地に来てもらえれば。バーチャルではない、本物が富士宮市にはある」とアピールする。