学ぶ・知る

富士市が2022年富士山観測の記録を公開 富士山全体見えた日は141日

富士市役所から望む富士山

富士市役所から望む富士山

  • 2

  •  

 富士市が2月3日、2022年版「富士山観測の記録」で、同年の富士山全体が見えた日が141日あったと発表した。

[広告]

 1990(平成2)年から継続的にデータを収集している同市。毎日8時・12時・16時の3回、市庁舎8階から、目視または定点カメラで富士山を観測している。

 観測データは、「全体が見えた」「一部が見えた」「全く見えない」の3つに分類。2022年の富士山の全体が見えた日数は、一日のうちでも見える確率の高い8時の観測では年間141日(前年比21日減)で、「全体が見えた」と「一部が見えた」を合わせた日数は年間226日(前年比35日減)だった。

 2022年の「全体が見えた」日が多い月は、10月の20日間、1月の19日間、2月の17日間の順。反対に一番少ない月は、7月の2日間だった。

 これまでの観測データから、富士山の見える日数が多いのは11月~2月で、見える日数の少ないのは6月~8月だという。

 「全体が見えた」割合が高いのは8時で、午後になるに従い見えにくくなる傾向がある。8時・12時・16時の3回の観測時刻全てで全体が見えた日数は、2022年は58日で、全く見えなかったのは101日だった。

 晴天であっても必ずしも富士山が見えるわけではなく、晴天率と見える率は比例しない。平地で晴天でも、周辺の雲や霧によって富士山が見られない場合もあるという。

富士山経済新聞VOTE

富士山閉山日統一。開山日はどうする?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース