富士花鳥園(静岡県富士宮市)で現在、クリンソウ畑が見頃を迎えている。
クリンソウはサクラソウ科の多年草で、学名は「Primula japonica(プリムラ ジャポニカ)」。花の咲く様子が花茎を中心に円状に咲き、数段に重なる様が五重塔など仏閣の屋根にある装飾の「九輪」に似ていることから、「九輪草」という名前の由来になったといわれている。
同園では約10年前から庭でクリンソウを育ててきた。今年の見頃は例年より少し早めで、6月の第1週と第2週。時期によりさまざまな色の九輪草が楽しめ、例年ピンクや白が先に咲き、後半になるにつれ黄色の花が多くなるという。
同園によると「池のカモたちもこのクリンソウ畑が大好きで、よく一羽で散歩していたり、時にはつがいでデートしていることもある」という。
開園時間は9時~17時。入園料は、大人=1,100円、小学生=550円など。