甲州織の街・富士吉田市に1軒残る甲州織の洋傘店「清水洋傘店」(富士吉田市下吉田1)が現在、クラウドファンディングを行っている。
富士吉田市の伝統産業である甲州織のしぼり染の生地で作った傘を後世に残していくために行うクラウドファンディング。同店店主の清水さんは「甲州織の街・富士吉田市で生まれ小さい頃から織機が生地を織っている音で育った。今は織物を織っている家も市内に数軒しかない。その生地で傘を作っている所も市内に1軒しかない。貴重な甲州織のしぼり染の生地で作った傘を後世に残したい」とコメントしている。
目標金額は250万円。集めた資金は、中古の織物機械の購入や、甲州織しぼり染の生地を企画デザイン、傘の生産と販売に充てるという。また、現在市内に傘を作る店が1軒しかなく後継者もいないため、このままでは傘を作れる人がいなくなるので、広く人材を募集し、傘職人を養成するという。
リターン内容は、1,000円が甲州織生地、5,000円がブランド傘、1万円が甲州織傘、1万5,000円が甲州織のしぼり染傘。募集期間は1月25日~3月24日。