「第二回 富士山コンサート ~音楽の力で疫病退散~」が2月28日、富士市文化会館ロゼシアターで開催される。
静岡県沼津市出身のバイオリニスト渡邊響子さん、静岡県藤枝市出身のピアニスト南部由貴さん、フルート奏者の西村葵さん、テノール歌手の佐藤洋さんの4人が出演する同コンサート。オーストリアのウィーンで演奏活動をし、なかなか聴くことができない渡邊さんの演奏を富士宮市にいる渡邊さんの祖父母や富士市の親戚、また静岡の方々に聴いてもらいたいという思いから2019年の富士山の日、2月23日に第1回を開催した。
主催するKLANG 富士山コンサート実行委員会で出演もするテノール歌手の佐藤さんは「富士山を思う日は進学や仕事、結婚などで美しい故郷を離れた人々が祖父母や父母を思う日でもあり、そのような日に静岡生まれのバイオリニストの渡邊響子とピアニストの南部由貴が故郷に戻り、皆様と音楽を通して一つになれる喜びを分かち合いたい」と話す。「どんな時もそこに大きくそびえたつ富士山の姿を見上げながら困難な時代を乗り越えてきた先祖に思いをはせて」今回の富士山コンサートを開催するという。
曲目はシュトラウス「ラデツキー行進曲」、ショパン「幻想即興曲」、ボルヌ「カルメンファンタジー」、シューベルト「魔王」など。全国公立文化施設協会のガイドラインに基づき新型コロナウイルス感染拡大防止対策を取る。
佐藤さんは「音楽の都ウィーンで磨かれた4人の美しい音色、超絶技巧を豪華プログラムでお楽しみいただけるようになっている。日本一の霊山に最高の演奏を捧げ、コロナ終息を祈りつつ、心を癒し笑顔を届けられるようなコンサートにしたいと思う。ご家族やご友人など大切な方々と一緒にお聴きいただければ。皆様のご来場を心よりお待ちしている」と話す。
開催時間は開場=13時30分、開演=14時。チケットは全席自由3,500円(前売り=3,000円、ペア=5,000円)、チケットぴあ、ロゼシアターチケット窓口、富士宮市民文化会館、すみやグッデイ(富士店、沼津店、SBS通り店)、タンザワ楽器 富士店、FUJI VISONで取り扱う。新型コロナウイルス感染症対策として定員を半数にし、客席の前後左右を1席ずつ空けて開催する、また入口での検温・消毒を実施する。