キャプクラウド(東京都渋谷区)は無人コワーキングスペース「.work ANNEX」と短期滞在拠点「.work RESIDENCE」を「.work RESIDENCE プロジェクト」として12月21日、富士吉田市に開業する。
2018(平成30)年にコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」を開業し、新しい働き方について発信してきた同社は「東京一極集中」と「地方の人口減少」の2つの人口にまつわる社会課題の解決を目指す。互いに結びつきが強い問題に対し、一刻も早くより良い未来を実現するという思いから「働く場所」と「滞在場所」を用意する同プロジェクトを発足、同スペース、同拠点の開業に至った。
無人コワーキングスペース「.work ANNEX」はビル2階にある1部屋を大きく2つのエリアに分ける。デスクワークエリアは椅子と机を複数用意し、1人でもチームでも仕事ができるエリア。コミュニティーエリアは3人掛けのソファやドリンクコーナーを用意し、複数人での食事や会話を楽しむことができる。入退室は2カ所にスマートロック付きの出入り口を用意、開錠するための暗証番号を事前に発行することで無人での入退室が可能。
短期滞在拠点「.work RESIDENCE」はビル3階にある5部屋のうち4部屋を短期滞在拠点として用意。2部屋を自主運営とし、もう2部屋は他社サービスの連携拠点としての稼働を予定する。急な滞在延長への対応や滞在時の荷物を少なくすることを目的に共用部には洗濯機と乾燥機を用意する。出入り口にスマートロックを採用し無人でのチェックイン・チェックアウトができるほか、廊下には人感センサーライトを設置し夜中のチェックインにも対応する。休息がてら気分転換ができるスペースとして富士山が見える屋上も利用できる。
キャプクラウドは「『働く場所』と『滞在場所』をセットで用意することで幅広いシーンに対応できるほか、希望するオフィス環境に合わせて近隣の『anyplace.work』と使い分けることでリモートワークを行う都心のオフィスワーカーの満足度向上に寄与する」としている。