「音楽×アート!~ライブペインティングを楽しもう!~ 」が12月13日・20日、富士市文化会館ロゼシアター(静岡県富士市蓼原町)で開催される。
「昨年音楽と一緒に絵を描くライブペインティングを本吉原駅劇場と澤田ビルプレオープン企画で依頼され開催した。そのイベントがとても楽しく、子どもにもライブで絵を描く楽しさを味わってほしいと思い今回のイベントを企画した」と話すのは、主催のワンダーラビット・クラブの匂坂祐子さん。
イベントは2回にわたり開催。12月13日に開催される第1回は竹取物語の音源を聴きながら竹取物語の三部作のイメージを参加者で考え、下絵制作をする。絵は3枚の大きな板を使い描く。1枚目は竹取の里や翁、かぐや姫が誕生するイメージを描くほか、2枚目は富士山と公達など、竹取物語に登場する題材を自由に描き、3枚目は月に帰るかぐや姫を描く。
12月20日に開催される第2回は2部で構成。1部では静岡県富士見中学校・高校吹奏楽部のアンサンブルと共に3枚の絵を完成させる。卵などを顔料に混ぜた絵の具を使うルネサンス期の古典技法テンペラ画を基本に、パステル、クレヨン、アクリル画、金箔(きんぱく)、銀箔(ぎんぱく)、手形アートスタンプなどさまざまな画材を用意し自由に表現する。2部では完成した竹取物語の作品を背景にショート劇とかぐや姫に捧げる舞を披露する。
ショート劇に参加する人にはシナリオと踊りのビデオを送付し、第1回開催後に合同練習を行う。
参加者の定員は15人。定員より人数が増えた場合は入れ替え制での制作を予定する。2回目はイベントに参加していない人も観覧可能で、会場は約100人の入場が可能。満席の可能性もあるので予約をするよう呼び掛ける。
匂坂さんは「学年や地域の違う子どもたちがみんなで協力して大きな絵を自由に制作することの喜びや完成させることの達成感、音楽を聴きながら五感を働かせイマジネーション豊かな創造性を高めることができる」とイベント参加の魅力を話す。「静岡県富士見中学校吹奏楽部のアンサンブルと子どもたちによるライブペインティング、そして富士市出身の作曲家鈴木章斗さん作曲の『交響詩竹取物語』と竹取物語三部作を背景にしたショート劇とかぐや姫に捧げる舞を楽しんでほしい」と観覧の魅力を話す。
「子どもたちの自由な表現力や創造性を高め、舞台で発表することによる達成感、小さな子どもの面倒を見たりみんなで一つのことを完成させたり、責任感や協調性などを伸ばすことができる。今回は生演奏と一緒に絵を描くことができるので子どもたちの創造性や感性を高める良い経験になる。創造力やイマジネーションを高めることによって社会に出てからさまざまなことに対処できる人間力を養うことができる。楽しみながら参加してほしい」とも。
開催時間は、12月13日=13時30分~、12月20日=リハーサル13時10分~、開場14時45分、開演15時~。参加無料。