裾野市市制施行50周年記念シンボルマークが9月、決定した。
1971(昭和46)年1月1日に裾野町から裾野市となり、来年1月1日で市制施行50周年を迎える。今年5月、6月にシンボルマークデザインを募集し、全国から465点の応募があった。
市制施行50周年記念シンボルマーク(最優秀作品)に選ばれたのは小澤彩佳さん(東京都港区)の作品。市制施行50周年をとなる裾野市が、未来に向けてますます発展する年になってほしいという思いが込められている。大きなシンボルである富士山の力強さ、富士山から流れる美しい川の流れが裾野市の頭文字「S」で描かれる。市戦略広報課の宮坂里司さんは「川の流れに見立てた裾野のSのデザインは市役所内でも好意的な意見があった」と話す。
優秀作品に選ばれたのは渡邉康秀さん(東京都新宿区)の作品、梅村元彦さん(愛知県春日井市)の作品。渡邉さんの作品は日本の誇る名峰富士山のシルエットを市制施行50周年の「50th」にアレンジし、「富士山の裾野 田園未来都市」としてさらなる飛躍を目指す裾野市の輝く未来のイメージが赤と金の色で象徴されている。梅村さんの作品は「すその」をモチーフに市民が笑顔で温かな心を持って、明るく楽しく50周年を祝っている姿がイメージされている。
シンボルマークは来年中に実施される各事業で使用するほか、市制施行50周年の冠名と共に市民が行う事業やイベントなどにも使用できる(手続きが必要)。市は現在、来年行われる市制施行50周年記念の冠事業として実施する市民・企業・各種団体のイベントや行事を募集している。
宮坂さんは「市制施行50周年記念シンボルマークの募集に当たっては全国から465点と多くの作品をご応募いただきありがたく思う。応募作品は富士山を代表とする自然、ウグイスやアシタカツツジなどの動植物、観光施設や裾野市マスコットキャラクター『すそのん』など、当市をさまざまな見方でイメージされており、私どもとしても当市の魅力の多さを改めて認識することができた」と話す。また「決定したシンボルマークは市民の皆さんが50周年をお祝いするイベントなどにも使用できるのでぜひ利用していただき、まち全体で50周年をお祝いできたら」とも。