地ビール「富士桜高原麦酒(ビール)」を醸造・販売する富士観光開発(山梨県南都留郡富士河口湖町)が4月、限定ビール「ゆずヴァイツェン」の販売を始めた。
富士桜高原麦酒のフラッグシップであるヴァイツェンに、地元山梨県の富士川町で作られたユズの皮を漬け込んだ。ベースになっているヴァイツェンは50%以上の小麦モルトを使って醸造するビールで、フルーティーな香りと上品な味わいが特徴という。
富士桜高原麦酒は2018(平成30)年の20周年記念イベントを行う際に大阪の箕面ビールとコラボビールを醸造し、ユズを使ったフルーツビールを始めて醸造した。昨年はたるのみで販売したが、今年はファンからのリクエストもあり、ボトルビールでの販売を行うことにした。
富士桜高原麦酒の醸造長宮下天通さんは「ヴァイツェンのフルーティーな香りの中にユズの香りがほんのり漂う爽やかなフルーツビールに仕上がった」とアピールする。
宮下さんは「ホップにはシトラホップを使うことで、ユズとシトラの香りの相乗効果によりかんきつ系の香りと苦みがさらに引き立った。しっかり冷やしてすっきり、ゴクゴクお飲みいただくことをお勧めする。ユズの香りで肉料理などもさっぱり召し上がれると思う。外出自粛が長引く中で爽やかな気分になれる『家飲み』にお薦めのクラフトビール」と話す。
希望小売価格は330ミリリットル480円(税別)