御殿場市内にある国立中央青少年交流の家で10月25日~27日、「第2回狩猟サミット」が開催され、日本全国から集まった200人弱の参加者が、狩猟に関する情報交換やワークショップを行った。
近年の狩猟へ関心の高まりの影響もあり、参加者は大学生を含む20~30代が多く、うち3割ほどが女性の参加となった。ワークショップでは、猟の初歩から狩猟後の獲物の活用やビジネス利用など多岐にわたり、「狩猟でどのように生計を立てていくのか」をテーマにしたワークショップは人気を集めた。
近年注目されているいわゆる「狩りガール」と呼ばれる女性ハンターは、狩猟そのものにはもちろん、その後の産業化を含めた周辺事業への関心も高いのが特徴。ジビエへの利用や、皮の利用方法などへの関心が高い。
併せて、害獣駆除の観点などからの「人と獣の関わり」についてのワークショップも開催。限界集落での農作物の被害や、高齢化故の対応の難しさなどが話し合われた。
岐阜から参加した後藤さんは「大学で野生動物管理を学び興味を持った。今年大学を卒業したが猟師の免許を習得し、これからも関わっていけたら。1回目も参加したが、全国の狩猟関係者が集まる機会は貴重。次もぜひ参加したい」とコメント。徳島大学で「狩りガール」として活動する生田さんは「徳島で活動の幅を広げ多くの人に知ってほしい」と抱負を述べた。