2019年夏季の富士山登山者数が9月30日、環境省から発表された。
富士山の登山者数を把握するために2005(平成17)年から行っている同調査。4つの登山道(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)のそれぞれ8合目付近にカウンターを設置し計測している。
2017(平成29)年の登山者数は約28.5万人、2018(平成30)年は約20.8万人で、、2018年は富士宮ルートでカウンターの不具合による欠測期間(8月14日~9月10日)が発生した上での数値となっている。
今年は、開山日(山梨県側=7月1日、静岡県側=7月10日)から閉山日(9月10日)までの登山者数の合計は約23.6万人だった。開山日から7月9日15時までの期間は、吉田ルートの山頂付近の崩落により8合5勺から山頂までの通行が規制されていた。
登山道別の登山者数は、吉田ルート=約15万人(前年比0.6%減)、須走ルート=約2万人(同24.3%減)、御殿場ルート=約1.2万人(同3.7%増)、富士宮ルート=約5.3万人(同183%増)。
今期の中で最も登山者の多かった日は8月11日の8743人(2018年は7月15日の7656人、2017年は8月13日の8201人)。土曜・日曜・祝日および平日の登山者数平均は、休日=4923人、平日=2799人だった。