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富士山の特徴を反映した「富士山ベンチ」発売へ 富士山麓の富士ヒノキ使用

「富士山ベンチ」

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 富士山麓で植栽されている「富士ヒノキ」を使い富士山の特徴を反映した「富士山ベンチ」が2月販売開始される。

富士山ベンチ

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 販売するのは静岡市で椅子を製造している小川木工所(静岡市葵区、TEL 054-261-3545)。同社社長の小川さんは「富士山をデザインしたベンチを作りたいと以前から考えていたことと、『メイド・イン・静岡』で椅子を作りたいと思ったのが、富士山ベンチを作ったきっかけ」と話す。

 静岡産の素材はないかと探したどり着いたという「富士ヒノキ」は香りが良いのが特徴で、多くの人たちに香りを楽しんでもらいたいと、ベンチは塗装をしていないという。「富士ヒノキの木目は同じものが無いため、生産される全てが世界に一つしかない富士山ベンチであることも特徴」と小川さん。

 富士山の形をしたベンチの特徴については、「日本人の多くが富士山には大きな思いがあるので、富士山が見えない地方の皆さんにも富士山を身近に感じて欲しいと思い、ベンチを作りたいと考えた。視覚障がい者の皆さんにも、触ることで富士山を感じて想像していただくことができれば」という。

 富士山の形については、宝永山がある静岡県側の富士山を採用した。小川さんは「私が静岡市民というのもあるが、宝永山は富士山にとって最も重要な要素。視覚障がい者の皆さんにも、富士山の形の特徴を知っていただきたかったので、宝永山がある静岡県側の富士山を採用した」と話す。

 価格は8万5,000円で、2~4月は発売を記念し5万円で販売する。今後の展開については、「これから観光地や静岡空港、ホテルなどの施設や視覚障がい者施設、食堂などで利用していただけないかと打診していきたい。家具販売店への売り込みやネットでの販売ができるようにしていきたい。家庭で使う場合は、ダイニングチェアとしてや、リビングでのソファとしての利用となる」とも。

 同社はそのほかにも、「富士ヒノキ」を使った通常の2人掛け、1人掛けのソファも製造しており、今後は、子ども用やお年寄り用の椅子、椅子以外の製品もラインナップしていく予定だという。

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